カテゴリー:コラム・レビュー
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「うちの本棚」、今回は石森章太郎の『Sπ(エスパイ)』をご紹介いたします。メインタイトルで単行本されたほか、他の単行本にも併録されることもあった本作。ご覧になった方も多いのではないでしょうか。 小松左京に、映画化もされた『エスパイ』というSF小説があるが…
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今回の「うちの本棚」は、石森章太郎のファッショナブルなイラストが印象的な『気ンなるやつら』です。初単行本化の虫コミックス版は、虫コミックスの第1弾でした。 本作品は「平凡」に1965年1月号~1968年6月号に渡って連載されたもの。初単行本は虫コミックス…
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「うちの本棚」、今回は石森章太郎の『怪人同盟』をご紹介いたします。最初の単行本刊行時には描かれていなかった番外編を収録した完全版のメディアファクトリー版。突然与えられた超能力を3人の少年たちがどう使っていくのかが見どころです。 (さらに…)…
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「うちの本棚」、今回は石森章太郎のヒーロー作品のひとつである『フラッシュZ』を取り上げます。宇宙からの侵略にひとり立ち向かうフラッシュZ。ロボット・アポロやクロスマシンなどメカも登場するエンターテインメント作品ながら、そのラストはけっこうダークです。 本…
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「うちの本棚」、今回は石森章太郎が『鉄人28号』を描いたらこうなる、という雰囲気の『王(キング)アラジン』をご紹介いたします。豊富なアイデアを次々に放り込んだエンターテインメント作品。なかなか気軽に読める機会がないのが残念です。 本作は「少年画報」196…
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「うちの本棚」、今回は横山光輝のデビュー45周年に刊行された作品集『まんが集』をご紹介いたします。 刊行当時未単行本化のままだった『ジャイアント・ロボ』や『宇宙船レッドシャーク』といった作品が、その一部でも読むことができたのは大変うれしい事件でした。 …
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今回の「うちの本棚」は、横山光輝の初期作品『くれない頭巾』を取り上げます。ある意味『レッドマスク』の兄弟作品といえるかもしれません。マスクで素顔を隠して悪を狩るヒーロー的な要素と剣の道を進む人間ドラマが楽しめる、そんな作品です。 本作品は「日の丸(195…
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日本放送協会の大河ドラマ枠で『坂の上の雲』第3部が始まりました。 原作は司馬遼太郎による小説で、主人公は騎兵第1旅団長・秋山好古、聯合艦隊参謀・秋山眞之、俳人・正岡子規という、伊予国松山出身の3人です。 原作本は全6巻で(文庫版は全8巻)、各巻で記述されてい…
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「うちの本棚」、今回は横山光輝幻の代表作『ジャイアント・ロボ』です。 連載から40年、単行本化されないまま幻の作品として知られてきた本作。 2005年に刊行された完全復刻版は横山ファンのみならず、漫画ファンが待ち望んだものだったでしょう。 (さらに…
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千葉県市川市鬼高にある市川市文学プラザで、2011年10月8日(土)~2012年1月22日(日)にかけて「井上ひさし -東北への眼差し-」という特別展が開催されています。というのも井上氏は1967年~1987年にかけて市川市に住んでいたからです。 そして…
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「うちの本棚」、今回は横山光輝の代表作のひとつであり、半ば伝説的に語られる『レッドマスク』を取り上げます。「スーパーマン」と同じ能力を持つレッドマスク。そのストーリーはなかなか複雑で読み出すと止まりません。 奄美大島から転校してきた秋庭五郎という少年は、…
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「うちの本棚」、今回は横山光輝の未単行本化作品『宇宙警備隊』をご紹介します。横山作品らしい宇宙SF作品ですので、ぜひ単行本化してほしいですね。 本作品は横山の代表作のひとつ『伊賀の影丸』の第一話と第二話との間に「少年サンデー」に連載された。 (さ…
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「うちの本棚」、今回は特撮テレビドラマとしても有名な『仮面の忍者 赤影』です。横山光輝原作コミックは、忍者モノとしてもそのスピーディーな展開が魅力です。 テレビドラマでもお馴染みの、横山光輝による忍者コミックのひとつ。 当初のタイトルが『飛騨の赤影』で…
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「うちの本棚」、今回取り上げるのは横山光輝のハードボイルドバイオレンス劇画『野獣』です。他の横山作品にはない魅力をご堪能ください。 横山光輝のハードボイルド青年「劇画」といっていい作品。連載時の扉絵を見ると、さいとう・たかをなどの劇画作品に影響されたよう…
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「うちの本棚」、今回は横山光輝の代表作のひとつ『マーズ』を取り上げます。異色のSF作品として、そのラストシーンは衝撃的です。 本書は『マーズ』の最初の単行本で、その後「秋田コミックセレクト(B6版)」「愛蔵版(四六版ハードカバー)」「秋田漫画文庫」などで…
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「うちの本棚」、今回は横山光輝のロボット作品『サンダー大王』を取り上げます。その後に描かれた氏の代表作数作のアイデアの元になったという本作。作品のルーツを探る上でも貴重な作品といえるでしょう。 本作は昭和46年に秋田書店の「冒険王」に連載されたもの。作者…
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10月15日、新宿バルト9で映画「電人ザボーガー」の初日舞台挨拶が行われた。 本作は、1974年から全52話公開された特撮テレビ番組の劇場版。テレビ版では山口暁が演じた主人公『大門豊』を、劇場版では青年期・熟年期の2部構成ということもあり、1部の青年期を古原靖…
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「うちの本棚」、今回も横山光輝の作品から『闇の土鬼』を取り上げます。いっけん忍者物のように見えて、実は武芸物という本作。宮本武蔵や柳生十兵衛との対決シーンも見どころです。 江戸時代三代将軍家光のころ、とある農家で貧しさから赤ん坊が捨てられようとしていた。…
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10月13日からフジテレビ“ノイタミナ”ほかで放送開始するTVアニメ「UN-GO」。本作品は、監督に水島精二、ストーリー・脚本に會川昇、アニメーション制作はボンズと、大ヒット作「鋼の錬金術師」のスタッフ陣に、注目のイラストレーターpakoと高河ゆんがキャラクタ…
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「うちの本棚」、今回は横山光輝の代表作のひとつである『宇宙船レッドシャーク』を取り上げます。宇宙開発もまだまだ夢物語という時代に太陽系を飛び出して宇宙を駆けめぐるレッドシャークと隊長の健二。ロマンあふれる物語でありながらシビアな要素も含んだ秀作です。 本…