タグ:アート
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多摩美術大学に通う学生、圓井誓太さんが卒業制作として、人が持ついろいろな個性を目玉焼きの形で表現した作品を作りました。外見からすぐ分かるものもあれば、内に秘めたものまで、目玉焼きに姿を変えた個性は本当に様々。この作品は2022年3月13日〜15日に、多摩美術大学八王子キャンパスで開催される「2021年度 多摩美術大学 美術学部卒業制作展・大学院修了制作展B」にて展示されるとのことです。
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現代美術の世界では、絵画や彫刻、メディア芸術など様々なジャンルを飛び越えた、クロスオーバーな作品が見られます。関西を中心に活動する大西高志さんも、そういったジャンルレスな作品を送り出している日本画家。伝統的モチーフに現代の文物を取り入れた絵画だけでなく、三次元と融合した作品や、ARを駆使した“動く”作品まで、文字通り旧来のジャンルやメディアといった枠組みを飛び越えた存在です。その作品をご紹介。
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宝石をあしらったクラシカルなブローチを思わせる「お菓子のジュエリー」に注目が集まっています。ココア生地のクッキーに、洋酒の効いたココアアイシングを絞り、中央の宝石はチョコレートで出来ているというジュエリークッキーは、見ても食べても満足感の高い、まさに一粒で二度おいしい作品に。食べるのがもったいなくなってしまいますね。
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ジオラマにはプラ板やプラ棒といった模型材料のほか、スタイロフォームなどの建築資材や、身近にある様々なものが素材として使われます。中世ヨーロッパを思わせる町に降り立ったドラゴン。これ、実は納豆パックなどの廃品で作られているんです。これを作ったのは「ジャンピエール・ド・ビンボー伯爵」さん。その作品作りには「楽しむこと」が、いっぱい込められています。身近なものを材料にした造形は真似したくなるかも?
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ほぼ実物大の大きさで、昆虫をリアルに映し取ったグラスアート作品を作っている、つのだゆきさん。「硝子昆虫」と名付けられた一連の作品は、アリやハチ、甲虫などが脚先まで非常に繊細に表現され、まるで本物の昆虫と見間違えるほど。つのださんは意外にも、この「硝子昆虫」を作り始める前は虫が苦手だったといいます。作品が生まれたきっかけや、その表現手法について、話をうかがいました。
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「ボロシリゲイトガラス」と呼ばれる耐熱ガラスを使用し、アクセサリーや造形作品を制作しているGlassPlanetさんがツイッター、インスタグラムにて新作を公開しました。深海や夜空のように青く透き通る猫の中に、浮かびあがる花のモチーフ。尻尾から滴る雫の中には月が描かれており、何ともロマンティックな作品に仕上がっています。
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「氷」や「たい焼き」といった身近にあるものを、木材を使用して本物そっくりに再現している、キボリノコンノさんが新たな作品をツイッターで発表しました。今回の作品は「生卵」がモチーフ。木の板の上に表現された生卵は、白身の質感や光の反射具合が本物そっくり。木彫りとは思えないリアルな作品は圧巻の出来栄えとなっています。
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古びたガレージに入った旧車と使い込まれた工具、どこかから漂うオイルの匂い……子どもの頃に憧れた、車・バイク好きの夢を具現化したような「男のドォルハウス」。これらのミニチュア作品を20年近く作り続けてきた作者の杉山武司さんに、作品についてうかがいました。使われている素材は主にヒノキ。建具店で育ったこともあり、胴縁やスタイロフォームなどの建材も使用しているといいます。
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羊毛フェルトのようなリアルさと、型崩れしない長所を持つ「ファーリークレイ」という技法で、小動物のアクセサリーを作っているY’s Felt Artのゆかりんさん。粘土でできた像にファーを貼り付け、羊毛フェルトの手法も使いながら作るアクセサリーは、リアルさと可愛さ、ふわふわの感触と丈夫さを兼ね備えた作品です。バッグから顔をのぞかせているように見えるマグネットアクセサリーなど、作品の数々をご紹介します。
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スチームパンクな異世界の海には、こんな生き物が暮らしているのかもしれません。歯車やネジなど、廃部品と透明レジンの体を持つ「新械生物」たち。2021年12月から作品を作っているという作者のレジンアート作家、みぃさんは、これまで娘さんにレジンでアクセサリーを作っていたそうなのですが、成長してそれらを身につけないようになり、残った素材を使って魚を作ったのをきっかけに、これらの生き物を作っているのだとか。
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フジの藤棚をランプシェードで表現した投稿者。光を灯す前後で表情を変えるそれは、素敵がつまった花の滝。電球が照らす「月光」でお月見を楽しむのも良し、フラワーアートなインテリアで楽しむのも良しのスグレモノ。
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「これが私の手作りチョコです」というつぶやきと共にツイッターに投稿された一本の動画に映っていたのは、一口サイズのチョコレート2つと小さな箱。中にはいったい何が入っているのでしょう?指先ほどの大きさの箱の中からあらわれたのは、箱一杯に詰められたチョコレートのミニチュア。大きさをのぞけば本物と見間違ってしまうほど精巧に作られた、ミニチュア作品には多くの驚きの声が寄せられています。
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風船を使った「バルーンアート」という言葉を聞くと、膨らませた風船を加工する作品が目に浮かぶかもしれません。しかし、風船を膨らませるだけでなく「膜状のゴム」だと考えると、素材としての可能性は広がります。バルーンアーティストの谷川雄馬さんは、風船という「ゴム膜素材」と針金を使い、花びら状に形を整えたパーツを集めて、ファンタジー世界に登場するような花や幻獣たちの立体作品を作り続けています。
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アメリカの作家H・P・ラヴクラフトの小説作品を中心とした、まがまがしい異形の存在が登場する「クトゥルー(クトゥルフ)神話」。日本ではテーブルトークRPGや、ライトノベルの題材としても有名な作品群に登場する異形の存在でも、中心的存在であるクトゥルーをモチーフにした、精巧なダンボールアートがTwitterに投稿されました。作ったのは、ダンボール造形を手掛けるダンボールアーティストのオダカマサキさんです。
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オールディーズの象徴ともいえる1950~1960年代のアメリカ車。その代表格、巨大なテールフィンで知られる1959年型キャデラック・エルドラドの色鮮やかな切り絵を作ったのは、黒猫モモさん。伝統工芸の型紙彫刻で培った技を切り絵に落とし込み、作られた作品は、裏から貼られた色紙やセロファンにより、ツヤツヤ、キラキラした質感が美しいものとなっています。作品が出来上がるまでをご本人にうかがいました。
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ボールペンのボディに入った、ご飯つぶや具材。まるでチャーハンをボーリング調査し、試料として採取したような「チャーハンのボールペン」を作ったのは、フェイクスイーツ・フェイクフード作家の小坂てんさん。樹脂粘土を素材に、ご飯つぶやみじん切りにされた具材といったパーツをひとつずつ造形し、彩色しています。油が程よく回ったツヤのあるパラパラ感を表現するため、ニスではなくホビーカラーを使っているのだそうです。
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Twitterでは時折「RT(リツイート)回数だけ〇〇します」といった企画を目にします。ささやかな恩返し、といった意味合いの強いものですが、予想以上の反響を呼ぶことも。2020年に「『罫線で遊ぶ小動物』が1RTにつき1匹増える手帳です」というツイートが、2万2000回もリツイートされ画家の晴夏さん。あれから約2年、コツコツと描かれた動物たちは2800匹を超え、今も増え続けています。
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古代のロマンを感じさせる土偶。中でも縄文晩期に登場した遮光器土偶は、宇宙服やパワードスーツを着ているような不思議な姿形をしていることで知られています。そんな謎に包まれた土偶に、遊び心で戦車のモチーフを加えたところ、なんとも愛らしい土偶×戦車の「シャコタンク」が爆誕。作者のアイウエヲさんに話をうかがうと、戦車のモチーフは旧日本陸軍の九七式中戦車だそう。本体に合わせ、柔らかくデフォルメされています。
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いつもTwitterにちょっと驚く木彫りの作品を投稿しているキボリノコンノさん。今回は、なんと木彫りでたい焼きを作ってしまいました。「シナノキ」という木を使用し、彫刻刀や電動のルーターで形を彫り出し、そこにアクリル絵の具とパステルで着色して完成させたと説明。今回の出来映えに、「自分でもひと口かじりたいと思う作品に仕上げることができた」と大満足の様子でした。
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宇宙服姿の「宇宙飛行士」が日常の風景に溶け込む、少し不思議な写真を投稿するTwitterアカウントがあります。その名も「宇宙飛行士の日常」。ロシアのソコルや、アメリカのアポロ計画で使われた宇宙服を模した自作の衣装を着込み、「映画のワンカットを意識して」撮影されているという写真にはタイトルがなく、見た人が自由に想像を膨らませることができます。日常と非日常の境があいまいに感じてくるかもしれません。