お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬さんが、10月13日に出演した「ワイドナショー」(フジテレビ系列)で名言を披露。その言葉が、視聴者によってSNSでも紹介され、大注目されています。

 小沢さんは、これまでも何回か「ワイドナショー」に出演していましたが、なぜかすべってしまうことが多く、この日の放送も最初の発言からすべり、ダウンタウンの松本人志さんから「正式にすべったな!」と突っ込まれていました。

 そんな小沢さんでしたが、この日は少し違っていました。藤田菜七子騎手がJRA女性初の重賞制覇した話題の時、「女性初とか、言う時代が僕はちょっと……。いちいち言わないであげて、一人の藤田さんというジョッキーの凄さを(取り上げてほしい)」と訴えると、安藤さんは「すごい素敵な発言されるんですね!」と驚いていました。

 そして、JALがWEBサイトで座席指定をする際、赤ちゃんがいる座席を表示する「幼児マーク」を導入したという話題になった時、子供に関しては何とも思わないと話した小沢さんは、自身が好きな名言を紹介。

 それが「子供叱るな来た道だ。老人笑うな行く道だ」。小沢さんは「みんな実際、子供時代は泣いてきた」と話し、そんな子供より、いびきがうるさかったり、加齢臭が酷かったりする同世代の人を教えてほしいと語りました。この名言は、浄土教篤信者の言葉とされ、本来の言い回しとつづきもあわせて紹介すると「子供叱るな来た道だもの、年寄り笑うな行く道だもの、来た道行く道二人旅。これから通る今日の道。通り直しのできぬ道」という内容になっています。

 続いて、JR新宿駅で人身事故が発生し、駅員さんがブルーシートで事故現場を覆い救出活動を行った際、乗客がブルーシートの内側にスマホを差し込み撮影。駅員さんが「スマホでの撮影はご遠慮ください」と異例のアナウンスをしたというニュースの時、小沢さんは「何をしゃべれるかが知性で、何をしゃべらないかが品性」とコメント。すると、安藤さんは「なるほど」と大きくその言葉に納得していました。

 最近は、カメラ付き携帯やスマホが普及し、SNSなどで発信できるようになったことで、誰もが「プチ報道カメラマン」になれる時代になっています。しかし、簡単に発信できる時代だからこそ、発信する側にモラルが必要なのではないでしょうか?筆者も数年前、乗っていた電車が脱線し、電車から線路に降りなければいけないことがありました。そんな時に、周りにいた野次馬たちが、筆者を含め電車から降りる人たちを「カシャカシャ」と携帯のカメラで撮っていましたが、あれは気分の良いものではありませんでした……。

 最後の名言は、女子高生を中心に、若い世代の子たちは、みんなダウンロードしているという、自身の居場所を知らせ合う人気アプリのニュースが取り上げられ時に語られた言葉。

 彼氏が今どこにいて何をやっているか?を全部知りたいかという話題になった際、「想像してる時間の事を恋って呼ぶんだよ」と、サラリと恋の名言を披露。思わず、「甘~い!」と言いそうになってしまいそうな名言でも、スタジオを沸かせることに。今回は?絶好調だった小沢さん、次回の出演にも期待したいですね。

<出典・引用>
フジテレビ「ワイドナショー」(10月13日放送)
※画像は番組HPのスクリーンショットです。

(佐藤圭亮)