宇多田ヒカルさんを起用した伊藤忠商事株式会社の新TV-CM「おかげさまで、幸せです」篇が 4月1日に放映開始されました。CMに使われている宇多田さんの新曲「Electricity」は、ベストアルバム発売に先行し本邦初公開となっています。

 本CMは「『おかげさまで』が、地球を回す力になればいいのに。」がキャッチコピーとなっており、「おかげさまで」という言葉がCM中に何度も登場します。

「おかげさまで」と嬉しそうに返事

 キーアイテムは、地球を外から覗くことができる魔法の望遠鏡。アンティークな望遠鏡を覗く宇多田さんの目に映るのは、1858年の近江で商人がすれ違う様子や、1955年のテキサスで商談をする2人のビジネスマン。どの時代でも「おかげさまで」と声をかけ笑顔になる様子が映し出されます。

1858年の近江で商人がすれ違う様子

1955年のテキサスで商談をする2人のビジネスマン

 次に望遠鏡を覗くと、2024年のロンドンを歩く日本人男性が2人。視線に気付いたのか、望遠鏡に向かって「幸せですか~?」と話しかけます。驚きながらも「おかげさまで」と嬉しそうに返事をする宇多田さん。

 CMのラストは、宇宙から見た地球を背景に「『おかげさまで』が地球を回す力になれば良いのに」、「伊藤忠商事」という宇多田さんのナレーションで締め括られています。

『おかげさまで』が地球を回す力になれば良いのに

 宇多田さんの活動拠点であるロンドンで行われたというロケは、エキストラが50人以上参加する大規模な撮影だったにも関わらず、朝から天候に恵まれず撮影チームは四苦八苦だったとのこと。

 ところが、夕方には宇多田さんの撮影にあわせたように雨が上がり、全7シーンを3時間ほどで撮り終えたそうです。

 撮影後のインタビューで「おかげさまで」のキャッチコピーについて、「誰も1人では生きていけないので、日々の暮らしの中で身近な人にもそうじゃない人にも、それと今の瞬間に感謝してます」と宇多田さん。「周りの人たちに頼れるようになってこそ、自立した人間になれたということだと思います」と続けます。

 また、CM曲の新曲「Electricity」については、「自分の中から、人から、宇宙と地球から感じる不可視なエネルギーや波動とその不思議で強力な結びつきを表現しました」、「『SCIENCE FICTION』というアルバムタイトル通り、地球に移住してきたり観光に訪れた宇宙人二人が地球で出会うという SF 物語のような設定の歌詞世界です」と語っています。

 なお、4月1日から7日間、渋谷駅スクランブル交差点周辺のビジョンにて60秒CMが限定公開。

渋谷駅スクランブル交差点

 宇多田さんと宇宙飛行士の野口聡一さんがナレーションを務めるティザーCM「おかげさまでが地球を」篇は、3月25日よりオンエアされており、伊藤忠商事公式YouTubeにて公開されています。

情報提供:伊藤忠商事株式会社