和月伸宏さん原作の漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」が、新作テレビアニメシリーズとして復活。7月6日より、毎週木曜24時55分~フジテレビの深夜アニメ枠である「ノイタミナ」ほかにて放送が開始されます。

 実は筆者、モロ「るろうに剣心」世代。テレビアニメシリーズもしっかりリアルタイムで見ています。そこで6月下旬に都内で行われた、マスコミ向け試写会に参加。一足先に剣心の飛天御剣流を目に焼き付けてきました!

 現在「ジャンプSQ」で北海道篇が連載中の「るろうに剣心」。今回のアニメ化では、最新のアニメーション技術で原作を第1話から再構築しています。監督は「ストライク・ザ・ブラッド」などの山本秀世さん、シリーズ構成は「メイドインアビス」などの倉田英之さんら、実力派スタッフが集結しています。

 声優陣も新しくなっており、緋村剣心役に斉藤壮馬さん、神谷薫役を高橋李依さんが担当する他、明神弥彦役は小市眞琴さん、相楽左之助役には八代拓さんなど、豪華な顔ぶれが並んでいます。原作者の和月伸宏さんもキャラクターデザインやシナリオなど、全編に渡って完全監修しているとのこと。

■ オープニング曲「飛天」は剣心を彷彿

 「るろうに剣心」ど真ん中世代の記者、期待に胸を躍らせながら現場に向かいます。会場はミニシアターのような空間。席に座って試写会の始まりを待っていると、会場スタッフから、第1話~第4話までが上映されるというアナウンスが。ワクワクは最高潮、いよいよ上映がスタートしました。

ミニシアターのような空間

 オープニング曲は、AyaseさんとR-指定さんによる「飛天」。曲のタイトルからも今作のために作られた感じが伝わってきます。疾走感があふれている楽曲で、神速の早さで飛天御剣流を繰り出す剣心を彷彿。アニメの映像とマッチしていて気持ちを高めてくれます。

■ 戦闘シーンは迫力満点

 作品の大きな見どころの1つでもある戦闘シーンも、前作を上回る迫力。スピード感がありながらも斬撃の瞬間に放たれる閃光など、魅せるポイントを押さえた演出が素晴らしかったです。剣心の強さ、飛天御剣流の圧倒的な破壊力が画面から存分に伝わってきます。

 声優が一新された点については、賛否両論あるかもしれません。個人的には違和感なく見られました。

 剣心は女性から男性に代わっていることもあり、以前は力強さの中にも柔らかさがあった印象。それが斉藤壮馬さんになり、柔らかさは薄れたものの、力強さと迫力が増した印象を受けました。それが如実にあらわれているのが、剣心の「おろ……」というセリフ。聞き比べてみるのも面白いです。

■ 4話もあっという間

 4話まで一気に見ましたが、時間が経つのがあっという間。まだまだ見ていたくなりました。登場した主要キャラクターも緋村剣心、神谷薫、明神弥彦、相楽左之助の4人まで。高荷恵や四乃森蒼紫が登場する、4話以降のストーリーも楽しみ。特に四乃森蒼紫との戦闘シーンは、テレビの前で釘付けになるのではないでしょうか。

(c)和月伸宏/集英社・「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」製作委員会
取材協力:「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」製作委員会

(取材・撮影:佐藤圭亮)