「豚もおだてりゃ木に登る」「おしおきだべぇ~」など、ユニークなフレーズが今も記憶に残っている人気アニメ「ヤッターマン」。

 そんな作品に登場するロボット・ヤッターワンを、なんと羊毛フェルトで作ってしまったのがTwitterユーザーのtakebonさん。羊毛フェルトとは思えない、今にも動き出しそうな完成度です。

 ヤッターマンは「タイムボカンシリーズ」第2作として1977年~1979年放映にかけ放映されました。今回羊毛フェルトで再現されたヤッターワンは、主人公のヤッターマンを助ける犬型のヤッターメカ。様々なビックリドッキリメカを口から出動させて、敵のドロンボー一味を倒す人気キャラクターです。

画像提供:takebonさん(@takebon11)

 これまでガンダムのモビルスーツを中心に、様々なロボットを羊毛フェルトで作ってきたtakebonさん。2月21日に「羊毛ヤッターワン完成しました!」とTwitterで報告。

本物そっくりに再現されたヤッターワン

 投稿した写真には、柔らかい表情や細部まで表現されたフォルムなど、とても羊毛フェルトで出来ているとは思えないほど、本物そっくりに再現されたヤッターワンが写っていました。

 4枚目の写真にはタイムボカンシリーズの第1作「タイムボカン」(1975年~1976年放映)に登場するメカ、「タイムドタバッタン」「タイムメカブトン」「タイムクワガッタン」の羊毛フェルト作品も並んでいます。これはタイムボカンシリーズのファンにはたまりませんね。

「タイムドタバッタン」「タイムメカブトン」「タイムクワガッタン」の羊毛フェルト作品も

 takebonさんも「いやぁ~、カッコイイ!メリハリのある色使いは羊毛映えしますね」と、作品の出来には満足している様子。今回はヤッターワンを羊毛フェルトで再現した経緯などについて、少し話をうかがいました。

 元々、羊毛フェルトを始めて、昭和アニメや特撮に登場するメカをいろいろ作っていく中で、ヤッターワンはいつか作りたいと思っていたメカの1つだったとのこと。作品を作り続けて、羊毛フェルトの技術も身についてきた今ならできると思い、作ってみることにしたそうです。

 しかし、いざ作ってみると、イラストやフィギュア、超合金など、どれも少しずつフォルムが違ったりしていたため、「大きさのバランスを取るのが難しかった」とのこと。それでもヘルメットのエンブレムや鼻先のベルから伸びる糸、足の後ろのエンジンノズルなど、細かい部分まで気をつけて作ったと言います。

 作品を作り終わり、「あらためてタイムボカンシリーズのメカはどれも魅力的だなぁ」と語るtakebonさん。羊毛フェルトとの相性も良く、思っていた以上に可愛く、カッコよく出来たと振り返っていました。これからも温かみのある羊毛フェルト作品を作り続けてほしいですね。

<記事化協力>
takebonさん(@takebon11)

(佐藤圭亮)