リビングルームでポーズをとるガンダムの写真。ツイッターに投稿されたこの写真は、大きいガンダムのオブジェやガンプラ……ではなく手作りの「ガンダムのコスチューム」なのです!

 手作りという事に加えて、驚くべきはそのクオリティーの高さ。あらゆるパーツの細部にリアルさを感じます。制作途中という報告ツイートにも関わらず、2万8千件の「いいね」が付くなど、大きな注目が寄せられています。

 投稿を行ったのはコスプレイヤーのくろぼうしさん(@zgokzogok)。くろぼうしさんは機動戦士ガンダムシリーズのモビルスーツなど、主にロボットコスプレ衣装を自作し、コスプレイベント等で披露されています。

こいつ……動くぞ!クオリティーが高すぎるガンダムのコスプレに驚きの声

 くろぼうしさんが、今回のガンダムのコスチュームに取り掛かったのは昨年の11月。仕事が休みの週末や長期休暇を利用してコツコツと制作を進めてきました。

制作途中のガンダムヘッド

カッティングシートで彩色しています

 素材には模型等に使用されるスチレンボードを使用しており、その上にカッティングシートを貼って、彩色をしているため、塗装はおこなっていません。

 強度が必要なパーツはボール紙を使用し、稼働する箇所には回転盤や蝶番を仕込み、センサー部分には小さなライトを取り付けるなど、さまざまな材料を使い、細部にこだわって制作されています。

 本来このガンダムのコスチュームは8月14日に開催される予定であった「スーパーロボコス大展」というイベントへの出展作品として制作していたものですが、開催予定であった会場が新型コロナウイルスワクチンの大規模摂取会場となった関係で、イベントは無期限の延期となっています。

 コスチューム制作にガンダムを選んだ理由については、イベントへの参加に伴い、ロボットアニメに詳しくない方でも喜んでもらえると思ったからとのこと。

 「今回、試着した様子のツイートであるのに、非常にたくさんの方が見てくださり、ガンダムの知名度と影響力を改めて感じました」とコメントしています。

 それにしても見れば見るほど素晴らしい出来栄え……!これからシールドやサーベルといった作成予定のパーツに加え、マーキングやディテールにもさらにこだわっていき、完成はおおよそ2か月後くらいの予定だそうです。

 「2017年までお台場に立っていた等身大ガンダムを人間サイズに落とし込んだクオリティーにすることが目標です」と完成へ向けて意気込みを語ってくれました。

<記事化協力>
くろぼうしさん(@zgokzogok)

(山口弘剛)