空知英秋の漫画『銀魂』を原作にした、小栗旬主演・福田雄一監督による実写映画が『銀魂パート2(仮)』の制作決定を発表した。公開は2018年夏休みを予定。

■実写映画決定時のファン反応→「やれるもんならやってみろ」

 実写映画は2017年7月14日に第1弾が公開されている。原作は単行本累計5,100万部を超える週刊少年ジャンプ(集英社刊)の看板作品でありつつも、原作自体がいろんな意味での問題作。江戸を舞台にしたSF要素も含むハチャメチャギャグ作品ながら、時事イジリやお下品ネタが控えめに言って多く登場。そのため原作はもとより多くの人が目にするアニメ作品においてはしょっちゅうあちこちからおしかりをうけている。

■公開後のファン反応→「再現度高すぎて不安になる」

 そんな原作が故、ファンからは実写化決定の際に「実写再現やれるもんならやってみろ」と散々煽りを受けることとなったが……いざ公開してみると、今度はファンから「誰がここまで再現しろといった」「再現度高すぎて不安になる」「モザイク薄い」「近藤さん服着てる時間短い」「公開中止になるかもしれないから観てない人は早めに観た方が良い」「地上波放送不可w」とネット上で心配がられるほどの仕上がりとなり、人気漫画の実写化としては最終興行収入38.4億円の大ヒットを記録。2017年の邦画実写映画No.1となっている。

 また、11月22日(水)に待望のリリースとなるブルーレイ&DVDも予約が殺到する大ヒット。そこで11月16日にリリースを記念したトークイベントが都内にて緊急開催され、主演の小栗旬と監督の福田雄一が登壇。パート2の制作はその席上で発表されている。

 ちなみにファンの間でよく話題にあがる(心配の意味で)近藤勲を演じた歌舞伎俳優・中村勘九郎の全裸シーン。この場面は中村を全裸にする事について監督の福田もさすがに躊躇したそうだが「監督、銀魂ですよ。出さなくてどうするんですか!」と中村自らが監督に詰め寄ったというエピソードがこの席で披露されている。

 そんな中、極秘サプライズ情報として『銀魂』制作チームからあずかったというMCが「『銀魂パート2』(仮)2018 年夏休み公開」を発表。続報は12月16,17日に幕張メッセで行われる『ジャンプフェスタ』で発表される事も明かされた。

 これに対し監督の福田は「銀時(小栗演じる主人公)がムロツヨシになっているかも」と冗談を飛ばしつつ「満足ができる脚本ができた」と自信を覗かせた。

 小栗は「銀髪に したくないんですよね~」とブツブツ本音を漏らす一方、「みなさんに楽しんでもらえる物を作りたいと思っているので、どうぞよろしくお願いいたします」と抱負を語り、観客からの大きな拍手につつまれた。

 実写映画『銀魂パート2(仮)』は2018年夏休みに公開!前作のまま作品性を維持できるのか?前作が前作なだけに、その点含めさらに高い注目が集まりそうだ。

(C)空知英秋/集英社 (C)2017 映画「銀魂」製作委員会