CLAMPの漫画「カードキャプターさくら」といえば、数度のアニメ化も行われた不朽の名作。2016年からは「カードキャプターさくら クリアカード編」を漫画雑誌「なかよし」にて連載中です。

 「クロウカード編」のアニメでは、毎週番組後半に、主人公「木之本桜」が、「汝のあるべき姿に戻れ、クロウカード!」という決め台詞とともに、杖を振りかざして魔物を封印するシーンが印象的。その際に登場する「封印の杖」を、100均アイテムメインで制作したというファンアート投稿がTwitterで話題となっています。

 「天才なのでだいたい100均で買ったものでCCさくらの杖作りました」と語りながら、1枚目に使用材料、2枚目に完成品の封印の杖画像を紹介したのはtsuppyさん。

 「元々、姪っ子のハロウィン衣装用に頼まれたのがきっかけだったんです」と制作にいたる背景を語るとともに、「子供が使うものなので、『いずれは壊れる』という前提で、もったいないと思わないようにしたかったんです」という理由から、100均アイテム中心の材料にしたそうです。

 tsuppyさんは、以前はコスプレ活動をしており、その際の衣装パーツを自作していた方。ただ、現在は物作りのみの活動で、「こだわりは、『いかにお金をかけずに、それなりの見栄えのものを作るか』ですね」。

 しかしながら、今回披露したそれは、「それなりの見栄えのもので」とはかけ離れたほえ~な傑作。おままごとグッズやレジンやつっぱり棒が、さくらちゃんが毎週振りかざしていた「封印の杖」へレリーズ。

姪っ子のコスプレ衣装のために作ったという投稿者。

 ピンクを基調とした色合いに、先端の嘴(くちばし)のような突起。また、特徴的な天使の翼部分は、事前に用紙で形どって作ったそうです。

 「クロウカード!」といえば本当に封印ができそうな精巧さは、ファンからしたら「絶対に壊したくない」と言いたくなるレベル。これはケロちゃんびっくり、知世ちゃんはうっとりですわ……。

続く投稿で製作風景を紹介した投稿者。

「それなりの見栄え」どころか、多くのユーザーがほえ~っとする傑作に。

 この投稿のリプライ(返信)欄には、当時を知るTwitterユーザーが続々とユニゾン。結果3万を超えるいいねが寄せられています。

 ちなみに今回の取材中にtsuppyさんは「昔はこんなのも作ったんですよ」と、コスプレイヤー時代に自作したという、衣装用の角も見せてくれました。

以前はコスプレイヤーだった筆者。衣装は自作することも。

こちらはオール100均アイテムで作ったそう。ほえ~

 こちらはヤギの短角のような形状をしているのですが、全て100均アイテムで作ったそう。そして「封印の杖」同様に、「100均で!?」と聞き返してしまいそうな驚きのクオリティでした。ほえ~。

<記事化協力>
tsuppyさん(@tsuppyP)

(向山純平)