日本の音楽・演劇界などの発展に貢献している人たちを称える「岩谷時子賞」の、第11回受賞式がオンライン配信されることが決定しました。10月5日12~13時まで配信サイト「カーテンコール」にて無料配信予定です。

 「岩谷時子賞」は、日本を代表する作詞家の一人でもある岩谷時子の名が付けられた賞です。岩谷時子は、越路吹雪の「愛の讃歌」、加山雄三の「君といつまでも」、郷ひろみの「男の子女の子」など数々のヒットから、「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」など多くの名作ミュージカルの訳詞も手がけており、2009年秋には文化功労者として表彰されています。

 2010年に制定された「岩谷時子賞」はこれまでに辻井伸行・坂本冬美・由紀さおり・松任谷由実・佐渡裕・竹内まりや・加山雄三・松たか子・五代目坂東玉三郎という錚々たる顔ぶれが受賞。

 第2回からは音楽・芸術を志す個人・団体に対する奨学金の給付、人材育成に関する助成事業の一環として「岩谷時子 Foundation for Youth」が設けられました。

 2020年はコロナ禍の状況を鑑み見送られた「岩谷時子賞」ですが、2021年は大幅に出席者を限定した上での開催が決定。初めてオンライン配信により公開されることとなりました。

 当日はプレゼンターとして女優の竹下景子が登場。さらに「岩谷時子賞」受賞者3名と「Foundation for Youth」受賞者1名が登壇します。各受賞者の発表毎に受賞者の功績を紹介する映像や喜びのコメント、そして各受賞者によるパフォーマンスを予定。受賞者の声をリアルタイムで聴くことができます。

 第11回「岩谷時子賞」は10月5日12~13時まで配信サイト「カーテンコール」にて無料配信。10月5日の授賞式終了以降~10月18日24時までの限定でアーカイブ配信も予定しています。

情報提供:公益財団法人 岩谷時子音楽文化振興財団