カップヌードルの新しいテレビCMが2021年5月21日よりオンエア開始。今回は「8種類の味を全部買ってほしい」とのことで、画面を9分割して8種類のCMを一度に見せるという荒技を披露。女優の南沙良さんや庄司智春さんのほか、千葉の誇るローカルスター、ジャガーさんも登場しています。

 現在カップヌードルで「定番」として販売されているのは、基本の味に加え「カレー」「チリトマトヌードル」「シーフードヌードル」「味噌」「しお」「欧風チーズカレー」「旨辛豚骨」の8種類。日清食品としては、どれも甲乙つけがたかったようで「画面を分割して同時に流したらいいんじゃ?」という名案(?)で、1本で8種類のCMが同時に流れるという画期的な映像が誕生しました。

 9分割した画面の真ん中には、女優の南沙良さんが登場。最初に「今からカップヌードルのいろんな味のCMを同時に流すよ!好きな味を1つ選んで、こうやって見てね」と、このCMの楽しみ方を説明してくれます。

 こうして8種類のCMが同時にスタート。真ん中の画面では南さんがダンスを披露し、大きなおにぎりを食べてお茶を飲む様子が見られ、その周りでは南さんとまったくリンクすることなく、コンセプトもバラバラな8つのCMが流れます。文章では同時に紹介することができないので、画面の左上から時計回りに紹介していきましょう。

 画面の左上で流れるのは、永遠の定番「カップヌードル」。絶対王者なのでシンプルに美味しそうな映像を……というコンセプトだったそうなのですが、ほかの味に負けたら……と弱気になり、漫画家のゆでたまご先生によるキャラクター「カップヌードル大帝」が登場するものとなりました。

 その右隣は、同じく長年親しまれている「カレー」。「次々と映し出される文章の切り替わるスピードが高速でも、集中していれば内容が理解できることを発見した」とのことで、集中していないと理解できないスピードで「とっておきの企業秘密」をばらす映像となっています。どんな秘密なのか……ヒントは「5倍」とだけお伝えしておきましょう。

 右上には、2020年に年間売り上げ四天王の座を「味噌」に奪われてしまった「チリトマトヌードル」。四天王の座から陥落した哀愁を映像で表現し、なおかつ打倒「味噌」に向けた熱い思いがほとばしるキャラクターが爆発する内容ですが、最後にもう1つのキャラクターが登場します。

 中段右には、2020年に年間売り上げ四天王の仲間入りを果たした「味噌」。「ミ」と「ソ」の音階を聞き続けると「味噌」が食べたくなるのでは?という仮説から、様々な楽器で「ミ」と「ソ」の音をひたすら演奏する映像。千葉の誇るローカルスター、ジャガーさんが野菜笛を演奏する様子も登場します。

 右下は「旨辛豚骨」。辛くてうまい、クセになる「旨辛豚骨」をイメージし、一見すると普通のブタの貯金箱が、落ちて割れると思わせて割れない……という、とにかく見ていてクセになる映像が展開します。

 下段の中央では、庄司智春さんが登場する「欧風チーズカレー」。前回のCMではアニメでの登場だったチーズ星人と再会を果たした庄司さん、チーズ星人と一緒に「伝説のメルティー」を探す旅に出る様子が某ストリートビューに映っていたというストーリーで、オチも見逃せないものになっています。

 下段左に位置しているのは「しお」。シンプルなだけに、ハマると抜け出せないSiOの美味しさを表現しようと、フェルメールの名画が無限ループする内容になっているのですが……なんか色々変わってません?

 最後に紹介するのは、中段左の「シーフードヌードル」。2020年から新具材「ほぼイカ」が加わったことをアピールするべく、イカのようなキャラクターと少女が美味しさを探す旅をCGを駆使して表現しています。8つのCM映像の中で、一番コストと労力がかかっているんだとか。

 画面の中心でかわいく南さんがおにぎりを頬張る映像は、巨大おにぎり作りから、口元の理想的な場所にご飯粒がつくまで何度も撮影が重ねられたそうで、OKカットが撮影できた時にはスタッフ全員ガッツポーズが飛び出し、互いに苦労を讃えあったんだとか。でも、これって「おにぎり」じゃなくて「カップヌードル」のCMですよね……?

情報提供:日清食品株式会社

(咲村珠樹)