ワクワクさんこと久保田雅人さんが自身の公式チャンネル「ワクワクさんチャンネル」の開設を報告するツイートを投稿しました。「ないなら作る精神を作ってくれたのはワクワクさん」「見れてうれしい」とネットの反応も上々です。

 現在、ワクワクさんチャンネルでは2本の動画を公開しています。
最初の動画「【速報】あのワクワクさんが遂にYouTuberデビューしちゃいました!」(2分38秒)の公開日時は2019年2月14日と表示されています。ワクワクさんがYouTuberになったのは、バレンタインデーだったのですね。

 「ヤッホー!ワークワクです」と語りはじめたワクワクさん。「え?なつかしい?そうでしょうな、みなさんにとっては」まるで往年の子どもたちの声が聞こえているかのようです。「でもね私だってまだ工作やってますからね。どうぞ楽しみに見てくださいね」

 動画は続きワクワクさんがはじめての工作の趣旨を説明してくれます。パーティでも使える工作、それは紙コップで作るクラッカーです。ワクワクさん自身のYouTuberデビューと子どもたちとの再会をお祝いしているかのような楽しい工作です。紙コップ1つと輪ゴム2つとセロハンテープがあれば基本形がつくれます。動画では、カラフルに楽しむ方法や色画用紙使った応用技も紹介しています。

 「ワクワクさんが手作りロケットを飛ばしてみたよ!」(7分27秒)は、「こんにちは!ワクワクです。ということで、今日もまたまた工作行っちゃいましょう」と、テンション高めなワクワクさん、ごあいさつからはじまりました。材料の紹介が続きます。ロケットに使うのは、1リットルの紙パック1本、紙コップ1個、おりがみ1枚、名刺サイズくらいの色画用紙1枚、先が曲がるストロー3本、えんぴつ1本とプッシュピン(または画びょう)1本です。

 「ロケットを作って遊んでみましょう!」と宣言するワクワクさん、再生時間は1分13秒と表示されています。いよいよ、工作がはじまります。「まずは…」と午後の紅茶の紙パックを手に取りました。紙パックは特に加工されておらず商品名もそのままなのが何だか新鮮です。ワクワクさんがパックの口をセロハンテープで止めはじめ「この時注意してくださいね。両方をとめない」と注意事項も軽快に伝えてくれます。「片一方だけですよ。片一方だけをセロハンテープではがれないようにしっかりと止めます。これがポイントわすれないでくださいね」

 このあとワクワクさんの動画では、「さあ、今日ここが一番難しいところだ」。いきなり難関に取りかかるようです。ロケットは無事に完成するのか。そして旅立つことはできるのか。気になったら材料を準備してワクワクチャンネルでぜひ確認してみましょう。

 NHK Eテレ(教育テレビ)で工作番組「つくってあそぼ」(1990年放送開始)とミニ番組「つくってワクワク」(1999年放送開始)に登場して身の回りの物を使って玩具を作っていたワクワクさん。23年もの長きに渡って子どもたちを文字通りワクワクさせてきたのです。視聴世代に子ども時代をすごした人たちからすれば、演じた久保田雅人さんはレジェンドでありヒーローといっても過言ではないくらいの存在です。

 ワクワクさんチャンネルは子どもたちに安心して見せられる楽しい動画をこれからも紹介しくことと思います。子どもたちを取り巻くネット環境の問題は悪化している印象すら受けます。少し前から、エルサゲートが問題になっています。子ども向けを装いながら知らずに見てしまった小さな子どもが悲しい思いをしたり場合によってはトラウマになるほど怖い思いをしてしまうような動画がふえ続けているようです。不適切な動画から子どもたちを守るのは本当に大変なことだと思います。子どもを持つ親にとってワクワクさんは救世主になってくれること期待せずにはいられません。

<出典>
久保田雅人さん(Twitter:@kubota_waku / YouTube:ワクワクさんチャンネル【公式】
※画像はYouTube「ワクワクさんチャンネル【公式】」のスクリーンショットです。

(山口さゆり)