ゆるキャラ不毛の地といわれる沖縄県に、ゴーヤーとシーサーをちゃんぷる(まぜあわせる)しちゃったという、強引設定なゆるキャラ『ごっちゃん』が誕生しました。

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ごっちゃん

 瞳孔が「カッ」開いた瞳に、万物の闇を飲み込んだような真っ黒な口。開ききった鼻に、ゴーヤーをイメージしたと思われる緑のフチ……ゆ、ゆるい?
ちなみにこの真っ黒な口は「噛まれると健康になる」という伝説から、子供の頭くらいならパクっと噛むそうです。写真をみたところ噛んでいるというか、飲み込んでいるというか……なかなかシュールな絵に。

人をかむ

 プロフィールによると、誕生日は5月8日のゴーヤーの日。年齢は58歳とアラ還世代。体重はゴーヤー5858個分で、性別は雄雌ではなく「おじさん」。そしてなんと!シーサーは2体で1セットなのに現在シングルということで「絶賛恋人募集中!」。

 このごっちゃん、沖縄県が最近うける「肥満率が最も高い県」称号を返上するため生まれたキャラクター。沖縄県はこれまで「長寿の国」として通っていましたが、実のところメタボ県だったそうです。

 そこで、もう一度“健康・長寿の県”にしたいという有志が集まり『勝手に沖縄健康長寿プロジェクト』が発足し、ごっちゃんを『勝手に沖縄健康長寿大使』に任命。でもごっちゃん自体メタボのような?この点については本人も気にしているそうで「会ってもお腹さわらないでね」とのこと。

 ごっちゃんは今後、那覇のいたるところに出没し『ごっちゃんエクササイズ』を毎日12時に伝授してまわります。
第1回目の『ごっちゃんエクササイズ』披露直前には、緊張するということで「けいきづけに泡盛飲むよ~。テンション変になって楽シ~サ~★」と公式Twitter(@gochan_okinawa)に投稿していました。自由すぎだろごっちゃん!

 この日々の活動は『ごっちゃん公式Facebook』で報告され、「ごっちゃんに来て欲しい!」という学校や団体からの申込みもFacebookで受け付けるそうですよ。他にも「ちょっちゅね」でお馴染みの沖縄県民の星、具志堅用高さん出演する『ごっちゃんエクササイズ』動画が既に動画サイトで公開されています。

 なかなか代表ゆるキャラが誕生しない沖縄県ですが、この個性的すぎる見た目と、子供を噛んだり、泡盛のみつつ振る舞うフリーダムな姿勢。もしかすると、今後ご当地キャラ、さらにはアラ還の星として人気が出るかもしれませんね。