LINEアプリには大規模な災害が起こった際、ホームタブに出現する赤枠の「LINE安否確認」があります。さらに緊急時に役立つノート機能や位置情報機能、アナウンス機能やオープンチャットなども。

 LINEが1月31日に、“改めて”として発表した、緊急時に役立つ機能について紹介していきます。

 東日本大震災の経験を元に電話回線がダウンしても「大切な人と連絡を取ることができる手段が必要だ」という想いのもと、2011年6月に誕生した「LINE」アプリ。「LINE安否確認」は、タップするだけで自分の安否を知らせたり、LINEの友だちの安否を確認したりすることができる機能です。

 災害発生時の大きなニーズとして自分の安全を確保したいということと同じくらい知りたいのが、友だちや家族の状況。そこでLINEでは2022年2月28日より、災害発生時の不安を少しでも解消するために「LINE安否確認」のサービスを開始しています。

「LINE安否確認」の画像

 LINEは他にも、災害などの緊急時に役立つ機能の充実に力を入れています。「LINE安否確認」機能が表示されない時にも使えるのが「ステータスメッセージ」。自分の名前とともに表示される「ステータスメッセージ」に、避難している場所や安否などを入力しておけば個別に連絡をしなくても自分の安否を伝えることができます。

「ステータスメッセージ」の画像

 避難場所など大切な情報をグループに共有できるのが「ノート」機能。避難場所や防災グッズの場所など大切な情報をノートに投稿しておけば、緊急時に限らずいつでもすぐに確認することができます。トークで埋もれることもありません。

「ノート」機能の画像

 「LINEオープンチャット」はLINEアプリで友だちになっていなくても、共通点がある人同士で情報交換ができるサービス。LINEアカウントとは異なるプロフィール(ニックネームやアイコン)で参加できます。近隣地域の方が集まるオープンチャットに参加することで、生活圏内の被害状況や支援情報などをリアルタイムに情報交換できます。

「LINEオープンチャット」の画像

 GPS機能をONにすることで自分がいる場所を地図上でしるして送ることができる「位置情報」機能や、アイコンでリアクションすることができて文字を打つことなく読んだことを伝えられる「リアクション」機能も電池を長持ちさせる小ワザとして便利です。

「位置情報」機能の画像

「リアクション」機能の画像

 上記以外にも、電話回線がダウンしている時でもインターネットやWi-Fiにつながっていれば利用できる「LINE通話」機能や、必要な地域の災害情報などを選んで受け取れる「LINEスマート通知」。さらに現在、全国約1200の自治体では情報発信などの手段として「LINE公式アカウント」が活用されているとのことです。

「LINE通話」機能の画像

情報提供:LINEヤフー株式会社