明石家さんまが企画・プロデュースする劇場アニメ映画「漁港の肉子ちゃん」の主人公の娘・キクコの声を、木村拓哉と工藤静香の長女でフルート奏者のCocomiがつとめることが発表されました。Cocomiにとって本作が声優初挑戦、さらに映画デビューとなります。

 またすでに出演が発表されていた「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役としても注目を集める人気声優・花江夏樹の役も発表。キクコの同級生で、本作の重要なキャラクターとなる少年・二宮役を演じることも明らかにされました。

すでに出演が発表されていた「鬼滅の刃」の竈門炭治郎役としても注目を集める人気声優・花江夏樹の役柄も発表。

 「漁港の肉子ちゃん」は直木賞作家である西加奈子の同名小説を原作とする劇場アニメ映画。

 漁港の船に住む共通点なしの母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がつなぐ最高の奇跡を描いた感動のハートフルコメディで、主人公・肉子ちゃんの声を大竹しのぶが担当することでも話題となっています。

「漁港の肉子ちゃん」は直木賞作家である西加奈子の同名小説を原作とする劇場アニメ映画。

 Cocomiは根っからのアニメファンで、中学生の頃には声優の養成所に通っていたほど。情に厚く惚れっぽいからすぐ男にだまされる、そんな母のことが最近ちょっと恥ずかしいと感じている思春期まっ盛りの多感な少女・キクコを、透明感のある繊細な声で表現しているそうです。またフルート奏者としても本作の劇伴に参加しています。

情に厚く惚れっぽいからすぐ男にだまされる、そんな母のことが最近ちょっと恥ずかしいと感じている思春期まっ盛りの多感な少女・キクコ

 明石家さんまはCocomiの起用について「Cocomiちゃんが、大のアニメファンで、声優の養成所にも通っていたというのを聞いていて、それなら一度、(共同プロデューサーたちと)声を聞かせてもらおう、ということになって。テストのアフレコ収録で、キクコの声を演ってもらったら、すごくよかった。キクコは、肉子ちゃんの前だけで大阪弁、ほかの人の前では標準語にちかい土地のなまりが入った言葉を使い分ける難しい役柄。本人もすごく練習してくれている。期待しています」と語っています。

 とても緊張しているというCocomiは「さんまさんからお声がけいただいて、とても光栄に思います。まさか、中学生の時に、声優のスクールに行っていたというお話を覚えていて下さると思ってなかったので嬉しかったです」とのコメントをよせています。

 さらに「原作を読ませて頂いた時に、少し面倒事になりそうな雰囲気になると流れに任せたりするキクコちゃんと、私自身の考え方が、とても似ていると感じるところがありました。(中略)キクコちゃんの性格や素敵なところをしっかり皆さんに伝えられるよう、頑張ります」との意気込みも。

とても緊張しているというCocomi

 また大竹やCocomiとのアフレコが楽しみだという花江夏樹は「小さい頃からテレビで観ていたさんまさんと、まさかこういった形でお仕事させて頂けるとは思っておらず、人生なにが起こるかわかりません。新しい事に全力で取り組むさんまさんの姿は、どこか肉子ちゃんとも似ているのかもしれません。二宮は少し変わった男の子で、彼が持つ一癖ある言葉や、独特の感性を表現できるように演じられればと思います」と抱負を語っています。

大竹やCocomiのアフレコが楽しみだという花江夏樹

 映画「漁港の肉子ちゃん」はアスミック・エース配給にて、6月11日よりTOHOシネマズ日比谷ほかで全国ロードショー。

(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

情報提供:吉本興業株式会社