妖怪漫画の第一人者としてもしられる漫画家・水木しげるの生誕99年を記念した「まんが王国とっとり 生誕99年 水木しげる生誕祭」が3月7日に開催されました。

 イベント内では「水木しげる生誕100周年記念4大プロジェクト」である「新アニメ『悪魔くん』始動」「キャンペーンプロジェクト『ゲゲゲ ゲゲゲの鬼太郎』始動」「水木しげる生誕100周年記念展覧会開催決定」「アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』新作映画化決定」の詳細が発表されました。

 「水木しげる生誕祭」は水木しげるのふるさととしても知られる鳥取県がその功績に感謝し、人間と妖怪が一緒に水木しげるの生誕をお祝いする2017年から行われているイベントです。

 生誕99年となる今年はYouTube Live配信で行われ、テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」で6期の鬼太郎役をつとめた沢城みゆきや、1・2期鬼太郎役と6期目玉おやじ役をつとめた野沢雅子などがゲスト出演。

 また今回のイベントでは2021年3月8日からの3年間を「生誕100周年事業期間」とし、その取り組みの一環として「水木しげる生誕100周年記念4大プロジェクト」が行われることが発表されました。

妖怪漫画の第一人者としてもしられる漫画家・水木しげるの生誕99年を記念した「まんが王国とっとり 生誕99年 水木しげる生誕祭」

 1つ目のプロジェクトは水木しげるが貸本漫画家時代に出版され、1989年にテレビアニメ化された代表作「悪魔くん」の新アニメ始動。あわせて埋れ木真吾の悪魔くん、今回の主人公・2代目悪魔くん、そしてメフィストらアニメ「悪魔くん」の新旧キャラクターが交わるティザービジュアルも公開されました。

 また1989年にテレビアニメ化された際のシリーズディレクターを担当した佐藤順一が本作の総監督を務め、シリーズ監督を追崎史敏、シリーズ構成を大野木寛が担当することも発表されました。

1つ目のプロジェクトは水木しげるが貸本漫画家時代に出版され、1989年にテレビアニメ化された代表作「悪魔くん」の新アニメ始動。

 2つ目は東映アニメーションが始めるキャンペーンプロジェクト「ゲゲゲ ゲゲゲの鬼太郎」の始動。1968年に放送を開始されたテレビアニメ第1期~2018年に放送が開始された最新の第6期まで、全6シリーズを同時使用したキャラクター展開が開始されます。

 ちなみにプロジェクトの名称は、全6シリーズの同時使用にちなみ「ゲ」を6個にした「ゲゲゲ ゲゲゲの鬼太郎」と名付けられたそう。全6シリーズのメインキャラクターが集合したキービジュアルも公開されました。

2つ目は東映アニメーションが始めるキャンペーンプロジェクト「ゲゲゲ ゲゲゲの鬼太郎」の始動。

1968年に放送を開始されたテレビアニメ第1期~2018年に放送が開始された最新の第6期まで、全6シリーズを同時使用したキャラクター展開が開始されます。

 3つ目のプロジェクトは「水木しげる生誕100周年記念展覧会」の開催。展覧会は“妖怪”をメインテーマとし、後世に伝えていくべき「妖怪」とは何なのか、「昔の人の残した遺産」を水木しげるが後世に伝えるために描いた数々の作品と共に紹介していく展示を予定しているとか。開催時期は未定です。

3つ目のプロジェクトは「水木しげる生誕100周年記念展覧会」の開催。

 4大プロジェクト最後の企画として、2018〜2020年まで放送されていたアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期の映画化決定が発表。タイトルは「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」。知っているようで知らない鬼太郎の誕生、その隠された謎に迫るストーリーが描かれるそうです。

 スペシャルゲストとして登壇した鬼太郎の声優をつとめる沢城みゆきは「映画としてテレビアニメ第6期のその先をやるんだと漠然と思っていましたが、水木先生の生誕100周年を記念した映画で、鬼太郎誕生の物語を描くんだと聞いて、背負う重さが違うんだとプレッシャーを感じました」と映画化決定の驚きと意気込みを語っています。

4大プロジェクト最後の企画として、2018〜2020年まで放送されていたアニメ「ゲゲゲの⻤太郎」第6期の映画化決定が発表。

 そのほかゲスト全員が一堂に会したスペシャルトークショーや、テレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」第6期でエンディングテーマを担当した「まねきケチャ」のミニライブが行われるなど、盛りだくさんの内容で盛大に幕を下ろした今年の「水木しげる生誕祭」。

 イベントの様子は東映アニメーション公式YouTubeチャンネルにて、期間限定でアーカイブ配信されています。

(C)水木プロ (C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション

情報提供:東映アニメーション株式会社