鳥取県の青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で出土した弥生時代の頭蓋骨を最新の科学で甦らせた「青谷弥生人(あおややよいじん)の復顔像」が東京都港区にあるアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」に登場。11月26~28日の期間限定で公開されます。

 「青谷弥生人の復顔像」は鳥取県の青谷上寺地遺跡で2000年に出土した頭蓋骨の形態やDNA分析の結果をもとに、約20年の年月をかけて制作されたもの。遺伝子情報も反映した弥生人の復顔はこれが全国初の試みとされています。

青谷上寺地遺跡で出土した頭蓋骨をもとに復元

遺伝子情報も反映した弥生人の復顔

 約1800年の時を超えて甦った「青谷弥生人の復顔像」は父親が縄文系、母親が渡来系とされており、髪の毛が太いのが特徴。その顔立ちはどこかで見たことがあるような……。平井伸治鳥取県知事が「びっくりする位普通の顔」というのも頷けます。

 歴史的価値がある「青谷弥生人の復顔像」ですが、鳥取県がそっくりさん募集キャンペーンを始めたことでさらに話題に。SNS上では「あの元Jリーガーに似てる」「あの女優さんにしか見えない」など様々な声があがり、盛り上がりを見せています。

 そんな「青谷弥生人の復顔像」の関東初公開が決定。とっとり・おかやま新橋館の1階プロモーションゾーンにて11月26~28日の2日間限定で登場します。入場無料で公開時間は10~18時(最終日は17時まで)、解説員が常駐予定で撮影もOKとのこと。

 実際の「青谷弥生人の復顔像」を間近で見てみれば、似ている誰かの顔が思い浮かぶかも。歴史に詳しくない方でも楽しめる展示となっています。

とっとり・おかやま新橋館

情報提供:鳥取県