西友では、野菜が苦手な子でもおいしく食べられるメニューを考案、80%以上の支持を受けたレシピを公開する「KIDS LOVE VEGETABLES」を2019年11月5日からスタートしました。そのドキュメンタリー動画の撮影現場を取材しました。

 小さい子のいる家庭で悩ましいのが、なかなか野菜を食べてくれないこと。野菜が苦手な理由は様々ですが、栄養のバランスを考えれば、できれば食べて欲しいところです。でも、無理強いすると逆効果になってしまいかねません。

 西友は、そんな悩み解消の力になれれば……と、新たな食育プロジェクトとして「KIDS LOVE VEGETABLES」をスタート。野菜が苦手でも、無理なくおいしく食べてもらえる野菜料理のレシピを考案し、それを店頭やネットで提供するプロジェクトです。

 レシピ開発には、料理家・フードスタイリストの黄川田としえさんが協力。野菜のおいしさを生かしつつ、こどもの好む味付けや、見た目や形状の工夫、食感や食べやすさも考慮して検討していきました。

 テーマとなったのは、ニンジンとブロッコリー。どちらも通年スーパーで入手できる野菜ということと、苦手な子が多い、ということで選ばれました。

 完成した料理を幼稚園児に試食してもらい、その中で80%以上の支持を得たものを野菜嫌い克服レシピとして、店頭やネットで提供します。これは、西友のプライベートブランド「みなさまのお墨付き」での商品開発と同じようなプロセスだといえます。

 野菜料理の検証が行われたのは、東京都内の幼稚園。園児113名を対象に実食してもらい、おいしかったかどうかを投票してもらいます。この様子はドキュメンタリー動画としても撮影されます。

 検証で提供されたのは、ニンジン料理の「にんじんと胡麻の炊き込みご飯」「にんじんの春巻き」「にんじんとチーズのカリカリ焼き」。ブロッコリー料理の「ブロッコリーのチーズカレー炒め」「ブロッコリーボール」「ブロッコリーポテサラ」の計6品です。

 園児たちには料理を1品ずつ、スプーンに小分けした形で提供します。食べ終わって、おいしかったかどうかスプーンを置いてもらって、その数で支持率を判定する仕組み。

 さっそくメニューが提供されます。料理の見た目も大事な要素。かわいらしい見た目に喜ぶ園児の姿が見受けられました。


 実食して味見する様子は大人顔負け。しっかり味を分析している様子です。



 食べ終わって、周りのお友達と感想を言い合う姿も。園児たちも真剣に判定してくれている感じが見られました。

 また、撮影しているカメラに「全部食べちゃった!」とアピールする子もいて、撮影も楽しんでいる様子です。

 みんなが食べ終わったタイミングで、判定に入ります。おいしいと思ったか、それともお気に召さなかったか、色分けされたテーブルに園児たちがスプーンを持ち寄ります。

 園児たちのシビアな判定を経た結果は、以下の通りとなりました。

・にんじんと胡麻の炊き込みご飯:約97%
・にんじんの春巻き:約90%
・にんじんとチーズのカリカリ焼き:約90%
・ブロッコリーのチーズカレー炒め:約88%
・ブロッコリーボール:約87%
・ブロッコリーポテサラ:約78%

 残念ながら「ブロッコリーポテサラ」は、わずかに80%に届きませんでしたが、それでも非常に近い支持率。これらのレシピは支持率と一緒に、店頭でのレシピカード、そして特設サイトにて公開されることになりました。

 また、一部の店舗では西友野菜料理の試食コーナーも設置。開発された野菜料理を実際に味わって、動画と同じように投票することもできます。

 野菜料理のレシピと作り方動画、そして検証の様子を紹介したドキュメンタリー動画「80%のこどもが認めた野菜料理 西友 KIDS LOVE VEGETABLES」は、西友の「KIDS LOVE VEGETABLES」特設サイトで見ることができます。

取材協力:合同会社 西友

(取材・撮影:咲村珠樹)