忙しい毎日、調理の時間を節約したいと考えるのは当然。でも、少しでも手間をかけた本格的な料理を……というちょっと矛盾した思いを抱えている方も多いと思います。そんな中、西友からアメリカのバーベキューリブ専門店「Tony Roma’s(トニーローマ)」と提携した、本格的バーべキューリブなどをお手軽に楽しめる商品が10月4日発売されることになりました。

 都内で行われた商品発表会。アメリカから「トニーローマ」を運営するローマコープ・インクのブラッドリー・シェアCEOと、エグゼクティブシェフのボブ・ギャラガーさんが来日し、今回西友限定で販売される商品を紹介してくれました。この商品はアメリカやメキシコのウォルマートですでに販売されており、手軽にお店の味が楽しめると好評だそうです。

 バーベキューリブ専門店「トニーローマ」は1972年1月20日、フロリダ州ノース・マイアミで誕生しました。1979年8月9日、海外に初出店したのが東京。以来アメリカ本場のバーベキューリブが楽しめるレストランとして、日本には札幌から沖縄まで8店舗、世界で150店舗以上が営業しているといいます。そんな専門店の味がお手軽に楽しめるメニューセットとBBQソースが西友限定で日本初登場。ソースは日本限定商品もラインナップしています。

 まずは「トニーローマ」を代表するメニューであるバックリブ。ポークスペアリブを特製BBQソースで味付けした商品です。サイズは大人数で楽しめる700gのフル(税抜1750円)と、350gのハーフ(税抜880円)があり、人数に応じて選べます。これは調理済みのお肉がパウチに入っており、パウチごと沸騰したお湯で温めるか、電子レンジで加熱するだけ。あとは1本ずつ切り分けてお皿に盛り付ければ完成です。

 そして柔らかで、簡単にほぐれるプルドポーク。トニーローマ独特のはちみつと黒糖蜜の甘みとコクを生かした、甘口のキャロライナハニーBBQソースで味付けされており、パンなどにサンドして食べるのもいいですね。こちらは350g入りで880円(税抜)。また、日本限定のオリジナルソース「TOKYOソース」で角切りポークとお豆を味付けしたポーク&ビーンズは420gで、同じく880円(税抜)です。

 ポークだけでなく、シーフードもあるのがトニーローマ。サーモンステーキ&シュリンプは、甘口のキャロライナハニーソースと日本限定のTOKYOソースの2種類の味があり、それぞれ240gで980円(税抜)となっています。付け合わせのブロッコリーまで別のパウチに入ってついているので、これだけでメニューが完結するのも魅力です。

 BBQソースは3種類で各497円(税抜)。トニーローマを象徴するトマトベースのオリジナルBBQソースは485g、甘口のキャロライナハニーBBQソースは520g入りとなっています。また、日本の西友限定で販売されるTOKYOソースは、オリジナルBBQソースをベースにしながらも、日本らしさを出すべくガーリックしょうゆにごま油、ブラウンシュガー、ビネガーに糖蜜(モラセス)などをバランス良くブレンド。こちらは525g入りです。

 会場では実際にエグゼクティブシェフのボブ・ギャラガーさんによる調理の実演も実施。「とってもシンプルですよ」と話しながら、手際よくバックリブ、プルドポーク、ポーク&ビーンズ、サーモンステーキ&シュリンプを調理していきます。

 バックリブは本当に沸騰したお湯で5分ほど温めるだけ。あとは食べやすく骨ごとに切り分ければ完成。本当にお手軽です。


 プルドポークもパウチごと温めればOK。ポーク&ビーンズも電子レンジや沸騰したお湯でパウチごと温めるだけでOKなのですが、ちょっとアレンジして油を引いたフライパンで軽く炒めると、さらに本格的な味になるとのこと。



 サーモンステーキ&シュリンプは、温めた後にフライパンで仕上げのグリル。シュリンプはあまりグリルしすぎるとプリプリの食感がなくなるので、最後に加えるのがコツだそうです。


 わずか14分の間に4つの料理が完成。ほとんど待つことなく、次々と手順をこなしていくと、次々と料理ができてしまう感じでした。あまりの手際の良さに、あとで「テレビの料理番組みたいでした」と感想を伝えると、ギャラガーさんは「ニュースショーで料理を見せる機会がたびたびあってね。だいたい持ち時間が2分ぐらいしかないもんだから、それで手際が良くなったのかもね」とニッコリ。

 出来上がった商品を我々メディアも試食。バックリブは柔らかで、骨と肉も簡単に分かれていきます。グリルしたスペアリブというと、肉の繊維が歯に挟まったりすることがありますが、パウチごと加熱するせいか、ジューシーで柔らかという印象が強いものでした。BBQソースもトマトの味わいとスパイスのバランスがいい感じ。

 ほぐしたプルドポークも、コンビーフとはまた違った食感。ビールやワインのおつまみにもいい感じです。ポーク&ビーンズはご飯の上にのせて、どんぶりみたいにして楽しむこともできそう。


 サーモンステーキは火を通しすぎると身がパサパサになりがちですが、ソースによってコーティングされるせいか、そういう感じもなく仕上がっています。シュリンプとのバランスもいい感じ。ちょっと多めのソースに絡めて食べると、より楽しめます。

 試食中、トニーローマのシェアCEOはメディアの周りをめぐって「お味はどうですか?」とこまめに感想を聞いていました。女性記者がお箸を使って苦労しながら食べている姿を見て「お箸で遊んでいるようになっちゃってるね。リブはマナーとか気にしないで、手づかみでかぶりつくといいんですよ」とアドバイス。「指にソースがついて、しゃぶるくらいおいしい(Finger licking good)っていうのがリブなんです。アメリカには『リブフェイス』って言葉がありましてね、思いっきりかぶりつくから、口の周りにリブのソースがついてしまう。ソースまみれになるほど夢中でリブを食べる、そんな顔のことを言うんです」と、アメリカの文化を感じさせる言葉も教えてくれました。

 これと同時に、西友では特選アメリカ産ブランドポーク「熟成うまリッチポーク」も販売を開始。これは通常の豚肉よりうまみ成分が60%も高いという特別なポーク。西友をはじめとするウォルマートグループが指定する4つの農場でていねいに育てられ、販売されるまでの経路もすべて明確なトレーサビリティの高い安全・安心なお肉だそうです。価格は部位により異なりますが、100gあたり97円~177円(税抜)とお求めやすさも特徴。今回販売される「トニーローマ」のリブなどポーク商品にも使われています。

 アメリカの食文化を手軽に楽しめる、西友の「トニーローマ」商品と「熟成うまリッチポーク」。10月4日から全国の西友で販売されます。

取材協力:合同会社西友

(取材:咲村珠樹)