元乃木坂46の若月佑美さんが、9月4日~16日まで国立新美術館で開催される「第104回 二科展」で、8年連続入選という快挙を成し遂げました。

 若月さんと言えば、2011年に1期生として乃木坂46に加入すると、3rdシングル「走れ!Bicycle」から「帰り道は遠回りしたくなる」までの、20作連続で選抜メンバー入りし、ファンからは“若さま”の愛称で親しまれ、2012年から7年連続で「二科展」に入選していました。

 そんな若月さんの入選作品は、自由テーマをポスターで表現したA部門。若月さんは、「昨年まで乃木坂46のアイドルと並行して作品を手掛けていましたが、グループを卒業した事で自分自身を見つめ直す中、気持ちのギアを上げていかないと取り掛かれないと思い、今回作品を応募するかどうか正直悩みました」と、複雑な胸中を語りました。

 作品の中には、「I am not a cat.」(我輩は猫ではない)という言葉が描かれています。これは、「今回の作品は約2ヶ月ぐらいかかりましたが、出来上がった時に継続させる大切さを身に染みて感じました。作品を見ると一瞬“猫”に見えますが、よく見ると実は“花”だったという事がコンセプトです。普段自分が“白”に見えているものが実は“黒”だったりと、見方が狭くならずに、もっと視野を広げようという事を表現しました」とのこと。

 先日、明治神宮野球場にて開催された、乃木坂46「真夏の全国ツアー2019」の最終日には、キャプテン桜井玲香の卒業セレモニーでサプライズ登場し花束を贈呈した若月さん。現在は女優業を中心に活躍していますが、今ではデザインのオファーも受けているそうです。トップアイドルグループを卒業しても二足のわらじを履く、今後の彼女にも期待できそうですね。

情報提供:株式会社Sony Music Labels

(佐藤圭亮)