身がスポッと取れて甲羅も外せ、中にはカニ味噌も……。海洋生物のカニを本物そっくりに再現した「リアルかにぱん」を完成させたのは、X(Twitter)ユーザーのRanさん。

 本物のカニは甲羅や殻は食べられませんが、「リアルかにぱん」は全部パンで出来ているので残さず食べることが可能。これなら無言にもならずに楽しく食べられそう!

 これまでマグロやイクラ入りの鮭、牡蠣や帆立など、様々な海鮮系のパンをリアルに作ってきたRanさん。今回は、「まだ作ったことのない海鮮系のパンを作りたいな」と思い、カニのパンを作ることに決めたといいます。

 あらためてSNSに投稿された動画を見てみると、ナイフで殻の部分を切って、身をスポッと取ったりできるなど、細かい工夫が施されているのがわかります。

ナイフで殻の部分のパンを切る

身の部分のパンがスポッと取れる

 さらに甲羅の部分をパカッと開けると、カスタードクリームで再現したカニ味噌も。ディップして食べたら非常に美味しそうです。

こだわった部分は、カスタードクリームで作ったカニ味噌

 「リアルかにぱん」が完成するまでにかかった時間は約3時間。足の部分はバラバラに作られていて、後から体の部分に付けたのだとか。甲羅の部分はビーツで色をつけた赤いパン生地で、身の部分はプレーンな白いパン生地で作ったと教えてくれました。

 一番大変だったことは、作ることよりも「食べきること」と笑うRanさん。非常に大きなパンになってしまったので、家族みんなで協力。完食するまでに2日もかかってしまったそうです。

 こだわった部分は、カスタードクリームで作ったカニ味噌。最初は普通に黄色いカスタードクリームを入れようと思っていたものの、「これではリアルなカニ味噌に近づけない」と変更。ココアパウダーを入れて、色もカニ味噌によせて作ったとのこと。

ココアパウダーを入れて、色もカニ味噌によせて作った

 「リアルかにぱん」の動画を見た人たちの中には、「エビやカニが苦手な私でも美味しく食べられそう」「アレルギーの自分でも平気ですね」などのコメントも寄せられています。

<記事化協力>
Ran(パンの人)さん(@konel_bread

(佐藤圭亮)