「文鳥」×「温泉卵」=「かわいい」という新たな方程式が発見されました。

 この方程式を見つけたのは、ユニークでかわいいミニチュアやフェイクフードを作っているはらぺこ文鳥さん。「ちゅるんと♪文鳥温玉」と名付けられた作品には、「かわいくて美味しそう」などの声が寄せられています。

 SNSに投稿された写真には、樹脂粘土とレジンで作られたぷるぷるの美味しそうな温泉卵がいくつも並べられています。その上には目や口がつけられていて、文鳥+温泉卵という新たなキャラクターを表現。しかもどれもかわいく仕上げられています。

食べていた温泉卵を見て「これだ!」とひらめいた

■ 温泉卵を食べている時に「これだ!」

 これまで文鳥をモチーフにしたスイーツ系の作品ばかり作っていたという、はらぺこ文鳥さん。まだ誰も作ったことのない作品を作ろうと考えていた時に、食べていた温泉卵を見て「これだ!」とひらめいたといいます。

 はらぺこ文鳥さんによると、温泉卵の丸いフォルムが白文鳥と通じるものがあったのだとか。凡人は温泉卵を食べている時に、このような想像をすることはできないので、この発想自体が凄いです。

 完成までにかかった日数は5日ほど。オーブン陶土で器を作ってから焼成。絵付けをしてから、樹脂粘土とレジンで文鳥温玉を作ったそう。

レジンを何層も重ねて慎重に微調整

■ 成功の裏に失敗作もたくさん!

 文鳥温玉の部分は「ちゅるん!」と美味しそうなフォルムを表現するために、レジンを何層も重ねて慎重に微調整をおこなったのだとか。作る過程では、丸いフォルムにならなかった失敗作もたくさんあったと振り返ります。

斜めからのカット

 その苦労の甲斐もあり、白身からうっすら透けた黄身のリアルさや、少し不本意そうにこちらを見つめる文鳥の表情など、ディテールにこだわった作品が完成。スイーツ系ではなく食事系で作っても、作品がかわいくなると分かったのは新発見だったと語ります。

 今後も温泉卵のような食事系の文鳥シリーズをもっと増やしていこうと計画中。すでに次回作の構想も練っているそうです。

<記事化協力>
はらぺこ文鳥@ミニチュアフードさん(@hara_hetta0725

(佐藤圭亮)