アイシングクッキーといえば、かわいいキャラクターがモチーフになっているお菓子をイメージする方は多いと思いますが、アイシングクリームを用いてリアルな猫の姿を描いたのは、お菓子作家のまんなたぬきさん(@maaco414)。 

 愛猫のほしちゃんをモデルにしたアイシングクッキーは、比較写真のように本物そっくりの仕上がり。キジトラ柄の模様や、きれいなみどりの瞳、印象的なピンクのリボンが完全再現されています。

 普段はアイシングクッキー作家・お菓子クリエイターとして、主にゲームやアニメに登場するかわいいキャラクターを、作品のモチーフにすることが多いまんなたぬきさん。

 自身のスマホの写真フォルダを埋め尽くす飼い猫たちの写真を見て、ふと「クッキーに似顔絵を描いてみようかな」と思い立ったのが制作のきっかけだそう。

 いつもの作品とは印象の異なる、リアルな猫のふわふわした毛並みや、縞模様の表現は特にこだわったポイント。

 通常はもととなる写真を手元に置いて、それを見ながらクリームを絞り、固まった上から模様や柄を付けていきますが、今回の作品は固まる前に、ピックで色を馴染ませる手法を用いています。

アイシングクッキーはスピードが命

 これにより、縞模様や毛並みをリアルに再現しています。しかしながらその作業はスピード勝負。アイシングクリームは絞ったところからすぐに固まってしまうのでいつも以上に手早く描くことを意識したそうです。

写真からそのまま出てきたかのような出来栄え

 こうして完成した作品は、写真と比較しても瓜二つな出来栄え。まんなたぬきさん自身も作り終えた際は「そっくりに出来た!」と、満足しましたが、「やっぱり実物のほうがかわいいです(笑)」と、本物のほしちゃんにはかなわないと悟った模様。

まんなたぬきさん宅の猫ちゃんたち

 「飼い猫達には、よくいたずらやお菓子作りの邪魔をされたりもしますが、毎日本当に大きな癒やしをもらっています」と、生活を共にする猫ちゃんたちへの感謝を述べたまんなたぬきさん。

 その手から生み出されるかわいい作品の数々は、もしかすると猫ちゃんたちが原動力となっているのかもしれませんね。

<記事化協力>
まんなたぬきさん(Twitter:@maaco414/YouTube:まんなたぬきManna-Tanuki

(山口弘剛)