急にパスタが食べたくなった時、茹で上がるまでの時間が待ちきれない……という方もいるのでは。そんな時のために、茹で上げたパスタを冷凍保存するライフハックをレストランのシェフがTwitterに投稿し、注目を集めています。

 茹で上げパスタの冷凍法をTwitterに投稿したのは、都内のレストランでシェフをしている麦ライスさん。これまでにも、ちょっとした工夫で楽に作れるレシピなどをTwitterに披露しています。

 麦ライスさんが投稿した、茹で上げパスタを冷凍保存するライフハックは、次の通り。

1:パスタを記載より1分早く茹で上げる
2:氷かましたボウルでパスタとオイルを和えてよく冷やす
3:1人前ずつ小分け(平ら)にして冷凍しておく
4:食べたくなったらレンジで解凍して使う

 ポイントは2つ。「パスタを記載より1分早く(固めに)茹で上げる」ことと、茹で上げたパスタをすぐ「氷かました(氷せん)ボウルに移し、オイル(オリーブオイルが最適)と和えつつ冷やす」ということ。パスタの場合、そばやうどんのように流水で冷やす訳にいかないので「湯せん」と逆に氷でボウルを冷やしながら、手早く冷ましてアルデンテの状態をキープする必要があります。

 固めに茹でておくのは、レンジで解凍する際にも熱が入るので、その分も計算に入れておく訳ですね。オイルを絡ませることで、パスタ同士がくっつくのを防ぐことができます。

 小分けしておく際は、冷凍とレンジ加熱に対応した材質の袋や容器を選ぶようにしてください。平らにして冷凍することで、解凍する際に加熱ムラが少なくなります。

 麦ライスさんによると、ロングパスタ(スパゲティやリングイネなど)だけでなく、マカロニやペンネ、フジッリといったショートパスタにも応用できるとのこと。ホワイトソースやチーズを用意しておけば、簡単にグラタンやドリアも作れます。

 忙しくなりがちな年末年始、事前にパスタを茹でて冷凍しておくことで、手早く簡単に食事を用意できるのもメリット。時間の空いた時に、作り置きしておくと役立ちそうです。

<記事化協力>
麦ライスさん(@HG7654321)

(咲村珠樹)