教師による、いじめ問題。その保護者説明会で学校側は「給食のカレーを一時中止すること」を発表。それを受けて、静岡県沼津市のカレー屋さんが「給食のカレーを助けて」と、次々にツイートし、話題になっています。

 現在、現役教師による「いじめ」が問題になっており、その小学校で保護者説明会が行われた際、学校側は動画を見てショックを受けた児童のために「給食のカレーを一時中止すること」を発表しました。この発表には議員や一般市民らから「そういう問題ではない」といった発言が相次ぎ、多くの反響がTwitter上でもあがっています。

 問題への対処の方向性が間違っていると思われる学校側に対し、各地のカレー屋さんのTwitterアカウントが「カレーに罪はありません」といった趣旨の意見を発信。そのうち沼津市の2つの店舗も、Twitterに「給食のカレーに罪はありません」「給食のカレーを助けて」などとツイート。すると、その意見に賛同する人たちから、たくさんの声が寄せられました。

 例えば、沼津市下香貫にあるインド料理店「印度屋キッチン ダバ 下香貫店」が、10月17日にお店のTwitterで「給食のカレーに罪はありません」とツイートした投稿には、6万件以上のリツイート、18万件以上のいいねが付き「食べ物に罪はない」と大変話題になっています。

 ツイートにもあるように、問題の本質はそこではないのに、なぜ罪もないカレーを中止にするのか?カレーは、いじめの道具ではありません。リプライでも「カレーそのものにまで飛び火しているのかよ。関係ないではないか」と、カレーに罪はないと多くの人が共感しています。老若男女、カレーは多くの人たちを笑顔にする美味しい料理です。そんなことは、誰でも分かっているのに、それを学校の先生が間違ってしまうなんて……悲しいですね。

 「印度屋キッチン ダバ 下香貫店」のスタッフの方にお話を伺ったところ、今回のツイートは、日本人のアルバイトスタッフさんが提案して投稿したとのこと。まさに、カレーに国境はないといったところでしょうか。カレーを思う気持ちは、日本もインドも関係ないようです。

 ちなみに、そのカレー屋さんたちのプロフィールを見てみると、「#浦の星カレー部」というハッシュタグが書かれています。「浦の星」とは、アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の舞台である、私立浦の星女学院のこと。作中では沼津市内浦にあるとされています。浦の星カレー部は、アニメを通して自然発生的に誕生したサークルで、「#浦の星カレー部」というハッシュタグで検索すると、沼津でカレーを食べた人たちの投稿を数多く見ることができます。

<出典・引用>
スワズ インドアジアンレストラン&バー(@swad_numazu)
印度屋キッチン ダバ 下香貫店(@dhabashimoka)
※画像はスワズ インドアジアンレストラン&バーのTwitter(@swad_numazu)のスクリーンショットです。

(佐藤圭亮)