大阪にある水族館「海遊館」の、ワモンアザラシの飼育担当が監修して製作したアザラシのクッションが、「リアルすぎる」クオリティーで、本物と見分けがつかなくなる人が続出。そこで、海遊館の担当者に製作の裏話を聞いてみました。

 海遊館の公式Twitterは10月10日、ワモンアザラシの飼育担当が監修し、ワモンアザラシのユキとアラレの特徴を細部まで忠実に再現したアザラシのクッションの写真を投稿。すると、約7万件のリツイート、約19万件のいいねが付き、「どう見ても本物」と話題になっています。

 海遊館の担当者にお話を伺ったところ、海遊館のワモンアザラシがSNS上でたびたび話題になっていて、そこで「そのワモンアザラシを形にできないかと、カワウソポーチ、3変化オウサマペンギンで、ご一緒させていただいているフェリシモさんとのお話により、できるだけ実物大に再現できるクッションにすることを考えました」と、製作に至った経緯を教えてくれました。

 製作にかかった期間は7~8か月というワモンアザラシのクッション。今回は、海遊館の「北極圏」水槽で暮らしている「ユキ」と「アラレ」を再現しているのですが、同じワモンアザラシでも個体により形が変わるため、本物にできるだけ近づけようと、「飼育員に確認しながら、縫製箇所を何度も変更したり、表情を確認したりした」とのことです。

 そのため、「ユキ」と「アラレ」の体の色や模様、ボディーラインや表情、目つきや眉毛。さらには、爪の生え方やしっぽの形など、細部に至るまで本物のワモンアザラシそっくりなクッションになっているそうです。

 実際に写真を見てみると本当に見分けがつきません。海遊館のワモンアザラシも驚いたのか、クッションを見て思わずガン見……。その様子もTwitterに投稿しています。本物のワモンアザラシも驚く、海遊館が本気を出して製作したワモンアザラシクッション、どのくらい似ているのか、実際に自分の目で確認してみたくなりますね。

<記事化協力>
株式会社海遊館(@Osaka_Kaiyukan)

(佐藤圭亮)