野菜の皮を剥くのに使うピーラー。右利きの人なら左に野菜を持って、上から下へと引く感じで皮を剥いている人が多いと思います。しかし、これを逆にするだけで、安全で早く皮むきができるとツイッターで評判となっています。

 話題の主は、フェノメノームというサークルで同人活動をしている漫画家のフナヤマヤスアキさん。「ピーラーは持ち方を変えると速いっていう知識だけは昔バイトで学びました」というひと言とともに、その方法を動画にして投稿しています。

 はじめにやって見せている方法は、スタンダードに人参の頭の方から下の方へ引き下ろす剥き方。

 しかし、動画の後半ではピーラーの持ち方を逆手に持つように変え、人参の頭部分を持って半分から根元に向かい剥いていきます。包丁の使い方に例えると、ささがきの要領ですね。この方法なら野菜を持っている手に刃が当たる心配もなく、素早く剥くことができます。

 ごつごつしたジャガイモだと難しいですが、大根、人参、レンコンや長いもなど長い根菜類ならこの方法は使い勝手が良さそう。ということで、筆者も娘の協力のもと、実際にやってみました。

 まずはいつも通り、片手に洗った人参とピーラーを持って、上から下(外側から自分の体のある方向)に引くように皮を剥きます。確かにこの方法、慣れてはいるけど、慌てて剥こうとして指の先がピーラーの刃に当たってしまうことがあります。

 今度は、野菜の皮の引き方を逆にして、ピーラーで剥いてみました。確かにこれなら、野菜を持っている手が当たることがないので安心してピーラーを使えます。野菜を上から掴むようにグー持ちにして、グーの手の根元から外側へ引くように持つような感じにすると、さらに安全に。しかも、慣れればフナヤマさんの様に高速で皮むきすることも可能。

 寒くなってきて鍋物にしたい時、大根など定番の根菜をピーラーで削って盛りつけておくと、さっと煮えて美味しくいただけますので、皆さんも参考にしてみてくださいね。

 ちなみに、フナヤマヤスアキさんの活動はpixivやBOOTHでの電子書籍で見ることができますよ。

<記事化協力>
フナヤマヤスアキさん(@phenome_f)

(梓川みいな)