いやいや、これは衝撃でしか無いでしょう。静岡県民であればなおさらです。

 静岡市に本社を置く大手加工食品メーカーといえば「はごろもフーズ」。その缶が、カプセルトイとしてぬいぐるみ化されているというのです。

 缶がぬいぐるみ?それとも何かで登場したキャラクター?疑問しかありません……ということで、「はごろもフーズ」を熱愛する静岡県民の筆者が購入してチェックしてみます。(使命感)

■ 静岡自慢の大企業「はごろもフーズ」!!

 はごろもフーズは、静岡県静岡市に本社を置く「缶詰」メーカー。ある年齢以上の静岡県民であれば、昔ドラゴンボールが放映されていた際、「はごろもフーズ」と言う音声とともに、水のしぶきが上がるテレビCMが記憶に残っているのではないでしょうか。

 創業は1931年。以降、静岡の地で長く愛され、そして今や静岡県を代表する大企業となっています。県民にとっては誇りとも言うべき存在!そして代表商品はご存じ、みんな大好き「シーチキン」です!
 
 そんな「はごろもフーズ」の缶がカプセルトイになったということなのですが、どうやら缶詰をそのままぬいぐるみ化したようです。缶詰がぬいぐるみ?

 さっそく近所のカプセルトイ自販機をまわって探してみると……ありました。発見したのは「ATC はごろもフーズ ふわふわぬいぐるみマスコット」(400円)です。販売元は、ARTUNIV TECHNI COLOUR。9月19日に発売されました。

 種類は「シーチキンLフレーク」・「シーチキンファンシー」・「オイル不使用シーチキンマイルド」・「シャキッと!コーン」の合計4種類。

はごろもフーズの缶のぬいぐるみのマシン正面

 カプセルトイ自販機の中身を覗いてみると……売れ行きは、うーんまずまずかな。静岡県民であれば、もう少し爆買いしてもらってもよいところ。そんな「はごろもフーズ」推しの筆者として、これは放置しておく訳にはいかないということで、回していきます。

はごろもフーズの缶のぬいぐるみのマシン

 ガチャン。「オイル不使用シーチキンマイルド」が出てきました。

はごろもフーズの缶のぬいぐるみ、出てきたところ

■ はごろもフーズ ふわふわぬいぐるみマスコットを本物と比べてみた

 では、はごろもフーズの缶のぬいぐるみを、せっかくなので本物と比べてみます。

 と、ここで少し問題が……「オイル不使用シーチキンマイルド」という商品がなかなか見つからない。

 数店舗ハシゴしてようやく、ゲットしました。そして比べてみたところ……おお、再現性は高い。大きさは若干小ぶりですが、デザインはそのまま。

はごろもフーズの缶のぬいぐるみ、本物とくらべてみた

 本物との違いは、底側に開け口が無いという点。本物と同じ仕様にすると、開封した場合は逆さまになってしまうため、デザイン性が優先されたのかもしれません。

はごろもフーズの缶のぬいぐるみ、本物とくらべてみた(裏側)

 さてこの「ぬいぐるみ」の特徴として、本物の缶さながらに、中身を開けることができるのです。パカッと開けると、中にあるシーチキンがお目見え。

はごろもフーズの缶のぬいぐるみ、あけたところ

 しかし本物は先ほど紹介したとおり、底を開ける仕組み。ぬいぐるみのほうは、そのまま上の蓋が開くという点において、ちょっと仕様が異なります。

はごろもフーズの缶のぬいぐるみ、裏の蓋

 せっかくなので、本物も開けてみました。やはり本来の上下逆の仕様と比べると違いが明らかになりますね。

はごろもフーズの缶のぬいぐるみ、両方あけたところ

 ちなみに、中には「シーチキン」のぬいぐるみが入っていました。これは取り出し可能。でも中身だけというのはなかなかシュール。見た目は「シーチキン」というより「ホタテ」ですね。

 一応中身を取り出せば、ケースとしては使えるので、お薬など小物入れには使えるかもしれません。

はごろもフーズの缶のぬいぐるみ、取り出してみた

 ちょっとシュールな「はごろもフーズ」のふわふわぬいぐるみマスコット。一体何に使うのかわからない点が、逆に興味をそそる、そんな商品なのかもしれません。

<参考>
ATCはごろもフーズ ふわふわぬいぐるみマスコット
はごろもフーズ

(たまちゃん)