島根県出雲市にある「出雲大社」。正月にも多くの人が参拝したことでしょう。また出雲市に観光に行くのであれば、欠かせないパワースポットとして人気です。

 そんな「出雲大社」ですが、本当はどのように読むかご存知でしょうか。テレビ等では「いづもたいしゃ」と紹介しているのをよく聞きますが、正式には違うのです。

 SNSではこの事実を知った方々から……「知らなかった。今年一番の衝撃」「つい先日まで知らなかった」「知らなかった……」などと、衝撃を受けた様子が度々投稿されています。

◼ 出雲大社の正しい読み方は……

出雲大社の鳥居

 「出雲大社」は多くの方が「いづもたいしゃ」と読んでいるかと思います。しかしながら、実際は「いづもたいしゃ」という名前ではなく、別に正式な読み方があるのだということです。

 では実際はどのような名前なのでしょうか。出雲大社の公式サイトの「FAQ」に記載があるのですが、説明によると……

Q.出雲大社は正式にはどのように読むのでしょうか?
A.一般的には「いづもたいしゃ」と申しておりますが、正式には「いづもおおやしろ」です。

 「いづもたいしゃ」は一般的な呼び名で、正式な名前は「いづもおおやしろ」。念の為、本件に関して「出雲大社」に問い合わせをしてみたところ、公式ホームページに記載があるとおりだということでした。

 なぜ「いづもたいしゃ」(いずもたいしゃ、と「つ」が「ず」で記載されることもある)が一般的になったかは定かではありませんが、出雲大社の所在地は出雲市の「大社町(たいしゃちょう)」。最寄り駅となる一畑電車の「出雲大社前」駅も「いずもたいしゃまえ」、1990年に廃止されたJR西日本での最寄り駅も「大社(たいしゃ)」と、地名などでは通称の「たいしゃ」読みが一般的になっています。

 いずれにせよ、正式名称が「いづもおおやしろ」ということであれば、そのように呼びたいところですが、本当の名前を知らない方からすればピンと来ない可能性もありますね。

<写真提供>
つーさん

<参考>
出雲大社公式サイト

(たまちゃん)