最愛の人を待つ忠犬のお話は聞いたことがありますが、Twitter上では最愛の人を待つ“忠猫”の姿が話題になっています。猫の名前は、いなりくん(7か月/オス)。いなりくんは、いったい誰の帰りを待っているのでしょうか……?

 いなりくんの飼い主・なみそさんは12月14日、「帰宅してすぐ遊びに行った息子の帰りをずっと待っている。。」というコメントと共に、写真を投稿。写真には、なみそさんの息子さんが玄関に置いていったランドセルのそばに座り、ドアの方を見つめるいなりくんの後ろ姿が写っていました。

 なんて淋しそうな後ろ姿なんでしょう……。何時間でも息子さんの帰りを待っていそうないなりくんですが、なみそさんにお話を伺ったところ、息子さんは15分後くらいに帰ってきたそうです。……あれ?

 なみそさんによると、「ちょっとお恥ずかしいのですが、息子が『行ってきまーす!!』と言って友達の家に遊びに行ったのですが、15分後くらいに『友達の家、どこか忘れた』と言って、割と早く帰ってきました」とのこと。「でも、その間いなりはずっと玄関で待っていました」と、笑いながら教えてくれました。

 その後、いなりくんは息子さんにベッタリで、「常に後をついて行って、コタツで宿題をする息子の横で寝ていました」と、なみそさんは話していました。

 わずか15分でも、いなりくんにとってはとても長く感じたのでしょう。猫は人より4倍長く時間を感じている、という説もありますしね。つまりこのときの15分は、いなりくんにとっての1時間分だったのかもしれません。

 なみそさんが息子さんに「キミが遊びに行ってから、いなりが玄関でずっと待っていたんだよ」と伝えると、「んも~、ボクのこと好きすぎやね!!」と息子さんは嬉しそうにしていたそうですよ。

 この投稿には、2万5000件以上のリツイートと、25万件以上のいいねが付き、「猫もこんなに待ち続けるんですね」「健気で可愛いですね」「息子さんの事が大好きなんだね」など、多くのコメントが寄せられています。

<記事化協力>
なみそさん(@omochi_nam01)

(佐藤圭亮)