東映は人気特撮ドラマ「天装戦隊ゴセイジャー」のテレビ初放送から10周年を記念して、劇場版とVシネマの2作品をYouTube公式チャンネルで期間限定で無料配信。これはリアルタイムチャットが楽しめるプレミア公開で実施されます。

 東映のスーパー戦隊シリーズ第34作「天装戦隊ゴセイジャー」は、2010年2月~2011年2月に放送された作品。シリーズで初めて“天使”をモチーフにしており、地球に研修に来ていた5人の護星天使が主人公となっています。

 ゴセイジャーとなる5人は、スカイック族、ランディック族、シーイック族という種族の出身。通常、スーパー戦隊シリーズでは“レッド”がリーダーとなるのですが、この作品では設定上明確なリーダーは決まっておらず、その場の状況に応じて柔軟に連携をとって戦うという点でも新しさがありました。

 今回YouTube公式チャンネル「東映特撮YouTube Official」でプレミア公開(YouTubeでユーザーが同時視聴し、リアルタイムでチャットができる機能)として無料初配信される作品は、2011年1月に公開された映画「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックON銀幕」と、2011年6月にリリースされたVシネマ「帰ってきた天装戦隊ゴセイジャー last epic」です。

 天使モチーフの「ゴセイジャー」と、侍モチーフの「シンケンジャー」がクロスオーバーした「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックON銀幕」は、志葉丈瑠(シンケンレッド)役の松坂桃李さんと、アラタ(ゴセイレッド)役の千葉雄大さんが共演するという、劇場版ならではの豪華な顔合わせが大きな見どころ。


 天使と侍のコラボレーションのほか、公開当時放送前だった「海賊戦隊ゴーカイジャー」も先行登場しており、のちに「ゴーカイジャー」第40話で本作の裏エピソードが描かれた点もファンには見逃せないところでしょう。


 テレビシリーズ最終回後のエピソードを描いたVシネマ「帰ってきた天装戦隊ゴセイジャー last epic」は、謎の電磁波により人々の記憶を消す“天装術”が発動しなくなり、やむを得ず記者会見をして自分たちの正体を明かしたゴセイジャーの5人が、それをきっかけにアイドルになってしまうというお話。

 スーパー戦隊が記者会見を開いて正体を公表するという点も斬新ですが、それをきっかけに人気アイドルになってしまうという展開もユニーク。ファン感謝祭的なエピソードとなっています。

 両作品の配信日時ですが、映画「天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックON銀幕」が2020年3月14日11時~2020年3月20日24時。Vシネマ「帰ってきた天装戦隊ゴセイジャー last epic」は2020年3月20日11時~2020年3月27日24時となっています。

情報提供:株式会社東映

(咲村珠樹)