世界中で、ちびっ子から大人まで幅広く愛されているレゴブロック。パーツが細かく豊富で、アイディア次第で様々な作品を生み出すことができるのが魅力。そのレゴブロック(レゴ)を使って、手品用品を作ったという動画がツイッターに投稿され、ビックリしたのでご紹介します。

 「レゴで手品ボックスを作りました。お金(パーツ)を小箱に入れてからまた出すとあら不思議。お金が消えちゃいます」と、出来上がった手品ボックスを実演して投稿したのは、お子さんと一緒にレゴ作品を作り出しているジュネさん。

 動画に映っているのは、ハートや星の装飾が可愛いレゴでできた長方形の小箱。手のひらに乗るくらいのサイズです。そこから内箱を取り出し、コイン型のパーツを内箱のくぼみに入れます。

 そして再び外箱に戻し、また内箱を出すと……コイン型パーツが見事に消えてしまっています。え?どうしたらこうなるの???最初にこのマジックの種も仕掛けも知らなかった筆者、ポカーン。

 ということで、種明かしをしてもらいました。パーツのカギとなるのが、外箱の中に組み込まれたタイルパーツ、そして内箱に組み込まれたスライド式のパーツとコイン型パーツが入る受け皿パーツ。受け皿パーツの両サイドにスライドレールを組み合わせ、更にそれらを囲っていくように組み立てれば、コインパーツが入る部分がスライドする内箱が完成。黒い上蓋の部分ではなく、内箱の本体がスライドすることで、コインパーツが出たり隠れたりできる様になります。

 このスライドさせるスイッチとなるのが、外箱パーツの中に仕込まれた黒いプレート。内箱を入れる事で外箱の黒いプレート部分がスライド部分を動かすので、中で内箱だけがスライドし、黒い蓋だけがそのまま真ん中に残ります。

 結果、最初に入れたコインパーツがスライドして空の部分が箱から出てくる、といった形に。コインパーツ自体は、隣のスペースに収納されている状態になっていますが、スライドされているので内箱を見ただけでは分からない状態になっています。

 この種明かしを見て、なるほど納得となった筆者。納得したとともに、レゴの可能性の無限さを感じたのでした。

 ジュネさんのこの手品ボックスは、他のレゴ愛好家にも大ウケ。早速子どもたちと作ってみた、という反応も。子どもにとってはこのスライドする機構は面白く感じることでしょう。兄弟で取り合いになってしまったという声も……。

 このマジック、レゴでも市販のものでも、コインを入れた後にさりげなく左右を反転させないと、すぐに見破られてしまいそう。手品の本当の面白さは、そのさりげなく人の目に分からないように仕掛けを上手く使うことにありますよね。

 ジュネさんがこのレゴの手品ボックスを作ろうと思ったきっかけは、子どものころの体験にさかのぼるといいます。市販のコインマジックを友人がやって見せ、不思議で仕方がなかったのだそう。その後、その仕組みを知った時に感動し、厚紙を使ってまず作り始めたのだそうです。

 しかし、厚紙で作るのには無理があったようで、何度作っても失敗。工作が大好きなジュネさんは、何度も何度も作り直しては失敗を重ねたけど、そこにやりがいを見出していた、という経験を子どもの頃からしてきたのでした。

 そして、大人になって、生まれた子どものためにと買ったレゴに、見事にハマってしまったのだといいます。子育ての傍ら、子どもとともにレゴ遊びを楽しみつつも、いつか完成させたかったコインマジックを思い出して「レゴなら再現できるかも」と思い立ったのがこの作品が生まれたいきさつとなったのだそうです。

 子どものころに何度も作っては失敗した手品ボックス。レゴならパーツが豊富なこと、大きさが揃っていることで、スライドパーツを上手く使えばできると確信したジュネさん。手探りで組み立てていきながらポイントを掴んだことで、約3~4時間ほどで作り上げることができたそうです。

 「レゴの凄いところはとにかく寸法がピッタリ正確で一切のズレが起こらないこと。お陰様で何年越しにも渡り理想な形でコインマジックの再現が実現出来て満足しています。今回コメントを頂いた中で、この構造の箱は知っていたけれどそれをレゴで再現しようと思うなんて凄い!というお声もあり、嬉しかったです」と、満足感たっぷりに語ってくださいました。

 全国のレゴビルダーの皆さんは勿論、お子さんがレゴ大好きというご家庭も多いかと思います。ジュネさんはツイートでも動画付きで詳しく解説されているので、一度作ってみるとハマるかもしれませんよ。

<記事化協力>
ジュネさん(@jeunetleaf)

(梓川みいな)