6月27日(現地時間)に始まった多国間合同訓練RIMPAC(リムパック)2018。今回はアメリカや日本をはじめとする26か国が参加しています。近年時に機会が増している、各国が共同して行う必要のある災害救援などのほか、海でつながる各国の技量向上と連携強化を図るものです。お互いを知るためには、まずは交流してみるのが一番、という訳で、今回のRIMPACでも多彩な交流行事が行われています。そのうちのスポーツ大会の様子をご紹介しましょう。

 26か国が参加しているRIMPAC。7月2日にかけて、様々な競技のトーナメントを開催し、参加各国の友好親善に努めています。

 まずは屋外の競技。サッカー大会ではホスト国のアメリカをはじめ、韓国やカナダなどが参加しています。ロシアでのワールドカップに負けない熱戦です。

韓国対アメリカ


カナダのフリゲート、オタワ(FFH-341)対アメリカの駆逐艦ハルゼー(DDG-97)のサッカー

 海上自衛隊から参加している護衛艦いせ(DDH-182)は、ソフトボール大会に参加。ソフトボールはアメリカの駆逐艦ハルゼー(DDG-97)や、駆逐艦スタレット(DDG-104)、駆逐艦ウィリアム・P・ローレンス(DDG-110)、オーストラリアのフリゲート、メルボルン(FFG-05)などが参加しています。男女混合チームで、1塁送球をこぼすエラーあり、果敢なスライディングありと、これまた熱戦。

いせ対アメリカ駆逐艦ハルゼー


送球をこぼす護衛艦いせの野手


3塁に滑り込むアメリカ駆逐艦ウィリアム・P・ローレンスのランナー

 アメリカの駆逐艦スタレット(DDG-104)とインドのフリゲート、サヒャディの間では、テニスも行われています。どうやら得意な競技を持つ将兵がいた場合、それぞれで集まって競技をするといった感じのようです。なにしろ26か国、47隻の水上艦と5隻の潜水艦が集まる巨大な訓練ですから、愛好者がいる確率は高くなりそうですね。

テニスでインド海軍サヒャディの選手と対戦するアメリカ駆逐艦スタレット(DDG-104)の水兵

 室内競技ではバスケットボールやバレーボールなど。こちらも男女混合で、バスケットボールでは女性の活躍する場面も。

アメリカ駆逐艦ハルゼー(DDG-97)対ニュージーランドのフリゲート、テ・マナ(F111)


アメリカ駆逐艦スタレット(DDG-104)対韓国駆逐艦チェ・ヨン(DDH981)のバスケットボール対決


アメリカ空母カールビンソン(CVN-70)対オーストラリア潜水艦ランキン(SSG-78)


いせ対アメリカ駆逐艦スタレットのバレーボール対決

 変わったところでは、ボーリング大会も行われています。アメリカ軍の施設にはボーリング場があるところが多いので、ゲームしやすい環境にあるようですね。

ボーリングをするオーストラリアのフリゲート、メルボルン(FFG-05)乗組員

 アメリカは乗組員5000名を超える空母カール・ビンソンも参加するホスト国ですから、大体全部の競技に参加しているという感じ。やはり人数が多い分、色々な競技に参加できる人材が豊富なんですね。ちなみに気になる勝敗ですが、詳しいところは明らかにされていません。あまりにも試合数が多すぎるので、結果を公表してはいないようです。勝敗はともかく、友好親善を図るのが目的ですから、試合が終われば笑顔で握手して、記念撮影をしています。

ソフトボールの試合後握手するオーストラリアのフリゲート、メルボルン(FFG05)とアメリカ駆逐艦ウィリアム・P・ローレンスの乗組員


護衛艦いせチームとアメリカ駆逐艦ハルゼーチームの記念写真

 このようなレクリエーションを通じて、参加各国の将兵は互いの考えやキャラクターを知り、これから8月2日まで行われるRIMPACの訓練本番に取り組むことになります。今回も有意義な訓練となるといいですね。

Image:U.S.Navy

(咲村珠樹)