庭の花に水やりに行ったところ、これがあって二歩下がった--こんな言葉とともに投稿された写真に写るソレがなかなかすごい光景です。何でこれがこんなところに……。

 写真に写るのはパイプ管にさしこまれたこぶしのオブジェ。グッと握りしめていますが、醸す雰囲気はBad。

 これをツイッターで紹介したのはツイッターユーザーの「じぶさん」。お母さんから送られてきた写真を紹介していたそうです。その日、お母さまがじぶさんの祖母である「ノンナさん」家の庭の花に水をやりに出かけたところ、庭先で偶然これを発見。そして驚きのまま、じぶさんにLINEで即報告したのだとか。確かにこれは誰かにすぐ言いたくなるやつだ。。。

 それにしてもなぜこんなところに?パイプ管の中からこぶしを天に突き上げるように生えているような彫刻の手が、どのような経緯でパイプ管にはまってしまったのか、じぶさんに事の経緯を伺いました。

――おばあ様の家の庭に水やりをしていた時に、パイプ管の上に彫刻と思われる手が刺さっていたとのことですが、こちらはおばあ様が挿したのでしょうか?

はい、おそらくそうだと思います。2年前の熊本地震で、たまたまあの彫刻がどこかから落ちてきたらしく、元の場所に戻すのも面倒なので庭のパイプに挿してみたところ、丁度よかったのでそのままにしてあったそうです。

――もともとおばあ様は彫刻などをされる方なんですか?

私の祖母が作った彫刻ではなく、私の叔父が学生時代(中学生頃)に作ったものだと聞きました。叔父は、造形は得意だったようで、祖母の家で他にも彫刻を見たことがあります。

――おばあ様は一人暮らしをされているのですか?

祖母は一人暮らしをしております。植物を育てるのが好きで、そこそこ広い庭に、さまざまな草花を植えております。

――おばあ様は、どのような方ですか?

確かに、面白い人ですね。ちょっと天然な性格かもしれませんが。「明るく、いつも元気な田舎のおばあちゃん」という感じの祖母だと思っております。

 じぶさんの祖母ノンナさんは現在77歳とのこと。住んでいる地域も影響をうけた熊本地震の際には、築100年以上経った家屋の壁は幸いヒビが入った程度で済んだらしいのですが、これをきっかけに忘れていた思い出の品がひょっこり登場。もしかしたら、おじいさんが心配して何らかメッセージを送ってきていたのかも?なんて個人的には考えてしまいました。

<取材協力>
じぶさん(@sib_spatel)

(黒田芽以)