海外では「Sports of Kings」と言われる競馬と、ライオンのロゴの周りに「King of Sports」の言葉がある新日本プロレスがタッグを組んだ、JRA(日本中央競馬会)のコラボコンテンツ「新日本プロレスケイバ」。今年のJRAの総決算となる有馬記念を前に、3つのゲームが新たに加わりました。

 2017年10月から、JRAの競馬エンターテインメントサイト「Umabi」内で公開している「新日本プロレスケイバ」。すでにレスラーが競走馬に騎乗する奇想天外な競馬ゲーム「GI CLIMAX RACE」、スイーツ番長としても知られる「暴走キングコング」真壁刀義選手を主人公にした恋愛シミュレーション風のゲーム「#俺をレースに連れてって!!」が公開されています。


 今回、有馬記念を前に公開されたのは「有馬記念特別企画 夢の3本勝負!」と題された、新日本プロレスのトップレスラーをフィーチャーした3つのゲーム。それぞれのキャラクターを活かしたものになっていますよ。

 カネの雨を降らせる「レインメーカー」こと現IWGPヘビー級王者、オカダ・カズチカ選手をフィーチャーした「オカダ・カズチカのマークカードメーカー」。オカダ選手のレース予想に従って、制限時間内に買い目を素早く正確にマークカードに記入していくゲームです。シンプルであるがゆえに、意外と単純なミスが出やすいので気をつけて。画面上部に大きく表示されるカウントダウンクロックを意識しすぎないことがポイントですね。

 新日本プロレスの夏の祭典「G1 CLIMAX」の2017年優勝者、内藤哲也選手をフィーチャーしたのは「内藤哲也のトランキーロ・デ・ケイバ」。内藤選手が目を開いたり閉じたりしながらセリフを語りますが、目を閉じている間だけボタンを長押しして馬を進め、ゴールを目指すという、いわば「だるまさんがころんだ」的なゲーム。目を開いている時にボタンを押しているとゲームオーバーになります。目を開くタイミングがいきなりやってくるので、なかなか気が抜けません。

 現在「白いベルト」ことIWGPインターコンチネンタル王座を保持する「100年に一人の逸材」、棚橋弘至選手をフィーチャーしたゲームは「棚橋弘至のウマorウーマン」。画面に表示される画像が「ウマのしっぽ」だと思ったら左、「ウーマンのポニーテール」だと思ったら右へスワイプする、というシンプルなルールです。正解すれば棚橋選手が褒めてくれます。……しかし、結構これが難しい。グラフィックなので、見分けがつきにくいのです。

 さらにもう一つ情報が入ってきました。12月17日・18日に格闘技の聖地・後楽園ホールで開かれる「Road to TOKYO DOME」大会をJRAが冠協賛することが決定。さらにその大会では「新日本プロレスケイバ」のゲーム「GI CLIMAX RACE」に登場するレスラー騎手、マスクドホースの乱入も噂されています。1・4東京ドームを控えた大会に何が起こるのか、リングの上も注目です。

 JRAにおける今年の総決算となるグランプリ「第62回有馬記念」。今年はキタサンブラックの引退レースともなり、有終の美を飾るのか、それともジャパンCを制したシュヴァルグランが返り討ちにするのでしょうか。凱旋門賞に遠征したサトノダイヤモンド、宝塚記念を制したサトノクラウン、今年のダービー馬レイデオロが出走しないのは残念ですが、話題は尽きません。

 12月24日のレース当日には、施行される中山競馬場の馬場内にある「UMABI PARK」で、棚橋弘至選手、真壁刀義選手、田口隆祐選手が出演する「有馬記念カウントダウントークショー」も行われます。そして有馬記念の表彰式には、ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手がプレゼンターとして登場。ファンファーレの演奏は航空自衛隊航空中央音楽隊です。航空中央音楽隊はお昼休みに演奏会も行う予定となっています。

(咲村珠樹)