『牙狼<GARO>』シリーズファン待望のスピンオフ劇場版となる『牙狼外伝 桃幻の笛』の製作発表会見が3月23日(土)、「東京国際アニメフェア 2013」で開催された。


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主演の佐藤康恵さん、松山メアリさんに大橋明監督、そして原作者で製作総指揮を務める雨宮慶太さんが出席。公開を待ちわび会場に足を運んだ多くのファンに向けて、作品の一端や撮影の様子が明かされた。

今回のスピンオフで描かれるのは“女の戦い!” シリーズの中でも高い人気を誇る女魔戒法師・邪美(佐藤さん)、烈花(松山さん)を主人公に本編「牙狼<GARO>~MAKAISENKI~」の後のエピソードが描かれる。
予告編が流れると会場は拍手とどよめきが……。そして佐藤さん、松山さんが劇中の衣裳で登場すると大きな歓声に包まれた。

本作で初めてメガホンを握った大橋監督は「元々、ファーストシリーズではスタントをやっていて、『MAKAISENKI』でアクション監督をやらせていただいたんですが、『蒼哭ノ魔竜』のときに雨宮監督から『次は監督な』と言われまして……。冗談だと思って流してたんですが(笑)、本当でビックリしました」と思いもよらない初監督に至る経緯を明かす。

雨宮監督は「まだドッキリかもしれませんよ(笑)」とおどけつつ「大橋くんはお芝居は撮れると思ってました。あとは彼が撮りやすい台本をと思い、アクションをふんだんに取り入れました。(撮影は)本当に楽しそうでしたよ」とコメント。大橋監督への強い信頼が伺えた。

佐藤さんは最初に今回の話を受けたときは「テンションが上がって『キター!』って感じでした」とニッコリ。「アクションも命がけで何があってもやっていきたいという思いで、スーッと入っていけました。現場ではみなさんが“姉さん”と呼んで慕ってくださいました」と楽しそうに振り返った。

松山さんは「『RED REQUIEM』で登場して、またドラマに出させていただけるとは思っていなかったんですが、ドラマのアフレコのときに監督に『またやりたい?』と聞かれて『はい』ってノリで答えたんです。そうしたらまさかの主役でお話をいただいて……。鋼牙や牙狼が出てこない『牙狼<GARO>』で、これまでのような世界観を出せるか不安もありました」と正直な心情を吐露。それでも「温かいスタッフや“邪美姉”に頼らせてもらいました。今回はこれまでの中でアクションは一番頑張ったと思います!」としっかりと手応えを掴んだ様子。

撮影は冬の厳しい寒さの中で行われ「ストッキング禁止(笑)!」と雨宮監督が明かすように2人とも衣裳は基本的に素足! それでも佐藤さんは「スタッフも私たちも本当に気持ちが熱かったです!」と語り「何度も涙が出そうになりながらやりました」と作品にかける熱い思いを語った。

いまだ作品の全体像は謎に包まれているが、松山さんは「いままで『牙狼<GARO>を愛してきてくださったみなさんなら分かるいろんなポイント――鋼牙や牙狼といった他のキャラクターを感じられるシーンもあるので注目してみてください!」とアピール。会場は期待を込めた大きな拍手に包まれた。

『牙狼外伝 桃幻の笛』は7月、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。