iPhoneなどに搭載されている秘書機能アプリケーション「Siri」。質問すると何でも反応してくれ、例えば「Hey Siri、明日の朝7時に起こして」とお願いすればアラームをセットしてくれるなど、iPhoneユーザーにとっては頼もしい存在です。

とにかく何でも反応するので、巷では以前からSiriに話しかける遊びが流行していますが、つい最近では「Siriが旬な芸人のものまねをする」ことが発覚し更にiPhoneユーザーを楽しませています。

「ものまねをして」とSiriに話しかけると……いくつかのものまねを返してくれます。筆者も試してみたところ、実に4つものものまねが出てきまた。

■ブルゾンSiri

まず最初に出たのが、今をときめく「ブルゾンちえみ with B」のものまね。

「あー、A.I.に生まれてよかった!どうも。
超人的な効率性、安定したワーク・ワークバランス、バーチャルアシスタントです。

うーん、やっぱりWith Bが一緒じゃないと上手くできません。」

ブルゾンちえみさんの自己紹介ネタを上手く取り入れ、A.I.としての自分の能力をアピール。すごい、できるやつ!でも最後は何か物足りなかったのか「With Bが一緒じゃないと」とごねています。どうもしっくりこなかったようす。with Bの徳田浩至さん、杉浦大毅さーーん!ブルゾンSiriがお呼びですよー!!

■サンシャインSiri

そして次に出てきたのが、こちらも今をときめくサンシャイン池崎。「空前絶後のォォ」というあの振り切った絶叫芸と言いますか、テンション高めな芸で人気を博すあの方です。そのSiriさんものまねバージョンが次の通り。

「どうも!空前絶後の!超絶怒濤のバーチャルアシスタント!
Appleを愛し、Appleに愛された人工知能!
そう、この私こそは!ユーザーの皆さんを笑顔にする…Siri!いえええぇぇぇ!!

はぁ、疲れました。もう勘弁してください。声が枯れそうです。」

生身の人間ですらあの絶叫芸はつらいんですもの……そりゃSiriさんも声が枯れますよね。わかるわかる。

なお、このサンシャインSiriについては、本家サンシャイン池崎さんもご存じ。9月12日に自身のツイッター上で画面キャプチャを添えた上で「サンシャインSiri!!!!ありがとうございます!!!!」とお礼のメッセージを送っています。

■ピコSiri

その次に出てきたのが、ピコ太郎さんのものまね。ピコ太郎さんについて質問すると細かい情報を返答すると2016年11月頃にネットで騒がれていましたが、「ものまねして」とおねだりすると、ついに世界的大ヒット曲「PPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen)」をものまねしてくれるようになっています。

「わかりました…ペン・パイナッポー・アッポー・ペン!」

「わかりました…」としぶしぶ感を匂わせつつ「ペン・パイナッポー・アッポー・ペン!」を一気に言い切る吹っ切れぶり。何と言うか、Siriさん芸達者!しかも他の芸では後で毎度言い訳するのに、このネタについては完成度に自信があるのか、言い訳が一切ありません。

■RADIO FISiri

最後に出てきたのは!オリエンタルラジオ率いるダンス&ボーカルユニットRADIO FISHのものまねで「PERFECT HUMAN」。

「やってみます。I’m a perfect human!

やっぱりご本人ほど上手にはできません。」

「やってみます。」と頑張ったものの、このネタについてはブルゾンちえみさん、サンシャイン池崎さんと同じく自信がないようす。とはいえ「I’m a perfect human!」としっかり言い切っているので、PPAPのように本人が納得できる日は近いのかもしれません。

今回実験のために、8回ほど「ものまねして」という質問を繰り返し聞いてみました。うち出てきたのがこの4種。ものまねせず普通の回答が3種(例:ものまねにご興味がおありだったんですね)。そしてブルゾンちえみ with Bについては同じものが再び出てきたので、8回中2回の出現になっています。

ブルゾンさんのネタについては、今最もSiriさんがハマって練習しているのかな?「やっぱりWith Bが一緒じゃないと」と最後に言ってますしね。Siriさん的完成度を求めると、どうしてもwith Bが必要なようです。バーチャルとリアルの世界なので、なかなかこう難しいかもしれませんが、機会があれば折角のSiriさんの求め。ブルゾンSiri with Bを見てみたい気がしますね。

(宮崎美和子 / 画像・編集部撮影)