一橋大学の某ゼミで、集団ボイコットが行われた―

といった内容が、1月6日夜頃からTwitterで急激に拡散され話題となっております。いわゆる「大炎上」という状態です。

【関連:SNS乗っ取り、ブラック企業、ネット炎上……『人生ゲーム』新作が世知辛い】

Facebook/Takeshi Matsuiより

発端は、ゼミの松井剛先生が自身のfacebookアカウントに投稿した内容。
無人の教室の写真とともに、「今日の4年ゼミは休講にしたんだったっけ?誰もいない。」と投稿したところ、学生さんから即座にコメントがあり「卒論が厳しすぎるため、集団でボイコットさせていただきました。提出期限の無期限延長を要求します。」とボイコット宣言が!!!

これに対し松井先生は「合点承知之助心得た!ミーは学生の意見を尊重する優しい教員なので、期限を延長して、もう1年みんなでゼミをやりることにします。内定先にはこちらから謝っておくから大丈夫。みんなともう1年勉強できて本当に嬉しい。」となんとも香ばしいコメントで応戦。

Facebook/Takeshi Matsuiより

ここまで見てお分かりの通り、ネット民大好きな炎上の材料が揃ったわけです。
あとは誰かがこのやりとりを、ネットで拡散させるだけ。実際これを見た誰かが一連の内容をTwitterに投稿してしまいまいます。しばらくするとそれが転載され急速に拡散されていきました。
ちなみに、一時はリアルタイム話題検索『話題なう』でも上位にランク入りしていました。

リアルタイム話題検索『話題なう』

そんな大炎上のさなか、日付も変わろうかという時刻に、発端となった松井先生から、「冗談だった」と……説明が行われました。

Facebook/Takeshi Matsuiより

facebookとTwitter(@matsu_take)に投稿された、先生のコメントによると、先生はこの日休講にもかかわらず勘違いして教室を訪れてしまったとのこと。
それで最初の投稿が行われ、直後には学生さんから「決して集団ボイコットの類ではありませんので、ご安心していただけるとありがたいです」と茶目っ気タップリなコメントが寄せられたのだそう。

それに対し松井先生は「こちらの確認不足です。facebookでボイコットしたと炎上してみて下さい」と冗談を言ったところ、松井先生曰く「そしたらこんなことに。」なってしまったそうです。

あくまで内輪ネタの冗談だったようですね。なお、ボイコットの理由に挙げられていた“卒論”については、「質の高い第1稿を提出してもらい、ひとつひとつ添削して返しており、最終稿完成間近」ともコメントされていましたよ。