一枚の絵の中に同じ絵が続いていくドロステ効果の作品のように、猫の写真が続いていくカレンダーがTwitter上で注目を浴び、12万6000件を超えるいいねを集めています。

 撮影をしたのはカレンダーに写っている、マンチカン・はなちゃんの飼い主さん。不思議で可愛い写真に思わず目を奪われてしまいます。

 飼い主さんの「来年のカレンダーに使うかも」というコメントと共に投稿された写真には、カレンダーの前にたたずむはなちゃんが写っています。そのカレンダーの写真にも同じようにカレンダーの前にたたずむはなちゃん。はなちゃんの後ろに写っているカレンダーの写真にも、カレンダーの前にたたずむはなちゃん……というように、はなちゃんが同じ構図でずっと写っています。

■ 撮り始めたのは2015年から

 飼い主さんに話をうかがうと、この構図の写真を撮り始めたのは8年前の2015年から。

 はなちゃんは現在12歳。毎年、愛猫のカレンダーを作っていたそうで、ある時カレンダーの前に座っているはなちゃんの写真を、カレンダーに使用したのだとか。

 その後カレンダーの前にはなちゃんがたまたま来た時に写真を撮ったところ、「面白い」と思ってまたカレンダーにしたことが続けるきっかけとなったそうです。

「これを毎年続けていたら不思議な写真になるな」と思い、現在まで撮り続けているといいます。

■ 毎年同じ構図の写真を撮り続けるのも一苦労

 毎年同じ場所で、同じ構図で撮り続けるのは大変だったのではないでしょうか。そのあたりも聞いてみたところ、この場所はキッチンカウンターの上で、はなちゃんの通り道になっているそう。時々、カレンダーの前で休憩することがあり、いつもタイミングを見計らって撮影しているのだとか。

 「猫は気まぐれなので、いつあの場所に来るか分からない」と撮影での苦労を吐露。

 さらに、いざ来た時にカメラ目線をもらうことも大変だと語ります。素敵な写真の裏には飼い主さんのたくさんの苦労や努力があるんですね。

■ これからも撮り続けます

 今回の反響については「とても驚いています」と率直な感想。はなちゃんが連続で写っているカレンダーは長い間作り続けており、これまでもツイートしていたそうです。

 しかし、今までは内輪での反応しかなく、「なぜ今回にかぎり、多くの人の目に止まったのか……」と不思議に思っているそう。

 「これからも、はなちゃんのカレンダーは続けていくつもりです」と語る飼い主さん。はなちゃんの無限ループは、まだまだ続きます。来年のカレンダーも楽しみです。

<記事化協力>チューと言えばニャーさん(@AminoCyu)

(佐藤圭亮)