平成初期のゲーム史を語るうえで欠かせない「スーパーファミコン」。四角形にグレーカラーの本体がお馴染みですが、ツイッターにて一風変わったスーパーファミコン本体(?)の発見が報告され、注目を集めています。

 写真を見てみると、そこには「SF BOX-2」と印字された白い箱が。いくつか見慣れないスイッチが付いていますが、繋がっている2つのコントローラーはたしかにスーパーファミコンのもの。これは一体……?

 「SF BOX-2」の正体は、なんとスーパーファミコンソフトの開発機。当時、ソフトメーカーに250万円ほどの価格で販売されていたもので、製造元は任天堂ではなくRICOH社。もちろん一般には出回っていない、大変貴重なものです。

中には基盤がびっしり

 投稿者のMs factoryさんに話をうかがうと、このSF BOX-2は知り合いから譲り受けたもので、倉庫に置きっぱなしにしていたものを数十年ぶりに引っ張り出してきたのだとか。そのため詳細な入手ルートについては不明。

 加えて、専用ソフトやケーブルといった付属品も揃っていないことから、開発機としては使用できず。しかしながら、既存のスーパーファミコン用ソフトは起動することができ、追って投稿された写真には「スーパーマリオカート」をプレイしている様子が写っています。

スーパーファミコンソフトをプレイすることは可能である模様

 こうなると、もはや型違いのスーパーファミコン本体のようなものですが、いずれにせよ非常に珍しい物には違いありません。投稿には「初めて見ました!」「RICOHがスーファミの開発行ってたんですね」と、ゲームファンらからの驚きの声が相次いで寄せられています。

 ちなみにこのSF BOX-2は、知り合いのカフェにて展示しているものの、ほとんどの客はスルーしてしまっているのだとか。やはりそれだけ一般的に知られていないということでしょう。機会があればぜひ一度お目にかかってみたいものです。

 Ms factoryさんは「メカ系全般大好物」と自称し、直近では懐かしのテーブル筐体を改修する工程をツイッターに投稿。現在は「うどん自動販売機」のレストアにチャレンジする様子を、自身のYouTubeチャンネル「Ms factory」にて公開しています。

<記事化協力>
Ms factoryさん(@Msfactory23)

(山口弘剛)