子供から大人にまで大人気のゲームソフト、マインクラフト。3Dブロックで構成された仮想空間の中で、物作りや冒険を楽しむゲームですが、このマインクラフトの世界観をペーパークラフトで忠実に再現した作品が話題になっています。

 外装は全て紙のペーパークラフトで、ブロックには磁石を内蔵しています。スティーブやアレックス、ゾンビといったキャラクターやトロッコのパワードレール、スポーンブロックといった動くギミックまで制作されており、細部に強いこだわりを感じます。

 このペーパークラフトの作者は、マインクラフトプレイ歴7年になるTwitterユーザーのKamiさん(@kami_papercraft)。Kamiさんが作品を紹介した5月16日のツイートには、「クオリティが手作りのレベルではない」「控えめに言って神」と、作品の出来栄えに対する称賛の声が相次いでいます。

リアルマインクラフトの制作風景

 Kamiさんがペーパークラフトを始めたのは、昨年7月に友人からプリンターをもらったことがきっかけ。

 マインクラフトが昔から大好きだったことから、「ペーパークラフトに向いたデザインだな」と思い作り始めたとのことですが、それまでペーパークラフトは未経験。1年足らずでここまでのものが作れるようになった技術にも驚きます。

 今回の作品にかかった期間は半年ほどで、中でも大変だったのはトロッコとレールのギミックとのこと。制作期間の半分はトロッコのギミックに費やしたそうです。

 初期のトロッコは脱線したり、昇降や速度の調整が出来ず、試行錯誤しながら現在のものが出来上がったとのこと。磁石だけでなく、プログラミングソフトや3Dプリンタを使用し、もはや本職の人といっても過言ではありません。

細かいパーツにもこだわりが満載

 ちなみに作品を紹介したツイートの翌日5月17日は、マインクラフトが2009年に公開された記念日。「偶然ですが、マインクラフトへ私なりのプレゼントが出来たかなと思っております」とKamiさんは語っていました。

 Kamiさんのペーパークラフト制作の様子はツイッターのほか、YouTubeチャンネル「KamiCH」でも配信されています。ブロックやフェンスの作り方、トロッコについても解説されていますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

https://twitter.com/kami_papercraft/status/1393866831299964935

<記事化協力>
Kamiさん(@kami_papercraft)

(山口弘剛)