フィリップ モリスの加熱式たばこ、IQOSのユーザー向けのコミュニティサイト「IQOSPHERE」では、現在IQOSたばこスティックとのペアリングを楽しむコンテンツを展開中。このコンテンツでプレゼンターを務めるロー・タチバナ氏から、5つの味覚とIQOSとのペアリングについて話をうかがいました。

 

 料理マガジン「BUONO」の創刊編集長を務め、様々な食に関するメディアやイベントなどをプロデュースするかたわら、料理家としても活動しているロー・タチバナさん。

 今回は「見つけよう、春を楽しむ5つの味覚を。」をコンセプトに、IQOSとの最高のペアリングを求めてプロのシェフを訪ね、5つの味覚(塩味・甘味・酸味・苦味・旨味)について学ぶ記事や動画、そしてタチバナさんが提案するメニューのレシピが「IQOSPHERE」で公開されています。

 ――まず、このコンテンツのコンセプトをお聞かせください。

 タチバナさん「『見つけよう、春を楽しむ5つの味覚を。』をコンセプトに、僕がプロのシェフと実際にお会いして、彼らが5味(塩味・甘味・酸味・苦味・旨味)についてどのように考えているか、どういう持論をお持ちなのかをうかがいながら、新製品の『マールボロ・ヒートスティック・フュージョン・メンソール』などと合わせていく、ということをコンテンツとして展開しています」

インタビューに答えるロー・タチバナ氏

■ 塩味・旨味について

 ――ここからはシェフお3方から学ばれた味覚について、うかがっていきます。まずは「マールボロ・バランスド・レギュラー」×塩味・旨味で紹介されている「シーアン(西安)バーガー」について、お話しいただけますか?

 タチバナさん「シェフが『西安で素朴なバーガーを作るとしたら、こんなものなんじゃないか』という発想から、文献を参考にして作られたそうです。シェフによると、塩味は味付けとしてだけではなく、旨味との相乗効果や、料理の輪郭をはっきりさせることに使うことが多い、と。塩を入れることで旨味も引き立つし、料理もはっきりしてくる。非常にシンプルな味付けで、それに合わせるのは何がいいかと考えたところで、今回は『マールボロ・バランスド・レギュラー』かなと」

 ――その上で、今回タチバナさんはレシピ「焼きズッキーニのアンチョビソース」を提案しています。こちらについてはいかがですか?

 タチバナさん「塩味はほとんどの料理に入っているものなので、どう塩味を際立たせるか、ということを考えて作りました。食材の輪郭をはっきりさせる、ということに一番インスピレーションを受けたので、比較的シンプルに。ズッキーニをフライパンでローストして、バーニャカウダのようなイメージで、アンチョビソースをつけて食べる、と。オリーブオイルで焼くことで焼き色がついて香ばしくなるのと、ズッキーニは、焼くことですごくジューシーになるんですね。オリーブオイルの香りとズッキーニのジューシーさ、アンチョビを多く使って塩味を際立たせたソースで食べることで、いつものバーニャカウダよりもリッチな感じに仕上がっています」

 ――そのほかにも、おすすめのペアリングとしては、どのような傾向のものが?

 タチバナさん「バランスド・レギュラーは、たばこ葉のうまみが絶妙なバランスなので、焼いたものとの相性はすごくいいと思います。IQOSで加熱することで、たばこ葉の香りもちょっと香ばしい部分があるので、それと合わせると。肉でも魚でも、唐揚げとビールというのも合いますね」

ペアリングについて語るタチバナ氏

■ 苦味・旨味について

 ――新発売のフュージョン・メンソールと苦味・旨味のペアリングについて教えてください。

 タチバナさん「今回シェフから提案されたのは『チコリーとアボカドのフラワーサラダ』でした。チコリーに苦味がありますが、植物系の油脂などと合わせることで、苦味をうまく油で包み込み、ちょうどいい苦味にする、という言葉は印象的でした。今回料理に関してはボタニカルなフラワーサラダということでエディブルフラワーやハーブを使っていて、それがフュージョン・メンソールの香りと合うという感じがしましたね」

 ――それを受けて、タチバナさんが考案されたのが「ゴーヤとサバのスパイス炒め」なんですね。こちらについて、お聞かせください。

 タチバナさん「実は僕がよく作る料理なんです。ゴーヤの中にあるワタを取って半月切りにして、それにサバの水煮缶とスパイスを合わせて、炒めて完了、という簡単なものですが、シェフの料理がエスニック寄りな感じでしたので、本格的なエスニックを感じつつも簡単に作れるものになります。ゴーヤの苦味とサバの苦味がすごく合い、そこにカレー粉を。ゴーヤは疲労回復効果もあるので、これからの季節にお勧めです」

 ――では、この料理以外で、フュージョン・メンソールと合わせるとしたら、どのようなものが?

 タチバナさん「そうですね……3つのフレーバーが重層的に合わさっているので、東南アジアの料理、アジアン系とはすごく合うと思います。ナンプラーとかパクチーを使った料理とか、合うと思いますね。肉と合わせるとしたら、鶏肉、魚だと淡白な白身魚が合うという気がします。比較的シンプルな料理に合わせると、味わいを複雑なものにしてくれます」

 ――料理とのペアリングとは別に、フュージョン・メンソール単体の印象はいかがですか?ほかの銘柄と比べての感想をお願いします。

 タチバナさん「僕は普段トロピカル・メンソールを楽しんでいるんですが、全体的にフレーバー系のものが好きで。フレーバー系は、たまたま吸いながら食事していると、意外な発見があったりするんですよ。フュージョン・メンソールについては、香りが複雑というか、フレーバーが重層的になっているので、料理と合わせると面白いですよね。華やかな香りが、今までの印象を変えてくれると思います」

ロー・タチバナ氏

■ カフェではフュージョン・メンソールに合うコーヒーも提供

 全国9か所にあるIQOSストアでは、IQOS全銘柄とのペアリングコーヒーを楽しめるカフェ「IQOSignature」が併設されています。今回の新製品「マールボロ・ヒートスティック・フュージョン・メンソール」にも、相性を考えたコールドブリューコーヒー※が用意されました。

 ※コールドブリューコーヒーは、5月17日から、一部IQOSストア店舗(銀座・梅田・福岡・札幌)にて提供。

「マールボロ・ヒートスティック・フュージョン・メンソール」との相性を考えられたコールドブリューコーヒー

 カフェ「IQOSignature」でコーヒーのメニュー監修をしている岩崎泰三さんによると、フュージョン・メンソールには甘酸っぱい味わいがあると考え、コーヒーチェリーの果肉を乾燥させたものも合わせて、コーヒーの果実感をたっぷり味わえるものにしたとのこと。

コーヒーチェリーの果肉も入っている

 コーヒーチェリーの果肉は焙煎したコーヒー豆とは違い、よりフレッシュな甘味とともに酸味を感じさせる香り。むしろルイボスティーなどにキャラクターが似ているかもしれません。コールドブリューは柔らかな味わいが特長ですが、果肉と合わせることで華やかな味わいで、ロースヒップティーのような酸味も感じます。

 トッピングされたローズマリーの香りも鼻をくすぐり、これからの季節にも合いそうな爽快感があるコーヒーに仕上がっています。「フュージョン・メンソール」と合わせると、その傾向はより強まり、高原の風を思わせるような感じにも。

コーヒーらしからぬ爽快感が特徴

 これまでのフレーバー系メンソールとは一味違い、華やかな色香も感じさせる「マールボロ・ヒートスティック・フュージョン・メンソール」。3つの香りが織りなす新たな世界は、様々な出会いを連れてきそうな予感がします。

取材協力:フィリップ モリス ジャパン合同会社

(取材・撮影:咲村珠樹)