災害時の非常食として、防災セットに含まれていることの多い乾パン。実際に避難して食べる機会はそれほど多くなく、賞味期限が切れてしまうことも多いのでは?自衛隊神奈川地方協力本部が、賞味期限の関係で入れ替える乾パンを美味しく食べるアレンジレシピとして、ティラミスの作り方をTwitterで紹介しています。

 いざという時に備える防災用品。賞味期限や使用期限が切れるのに合わせ、新しいもので更新する「ローリングストック」法で備蓄するのが望ましいとされています。

 賞味期限が近づき、備蓄から外れた非常食をどうするのか、というのは結構悩みの種。水の場合は応用範囲が広いので苦になりませんが、乾パンはそのまま食べるくらいしか思いつかない……という方も多いのではないでしょうか。

 自衛隊と一般社会との接点となる地方協力本部のうち、神奈川県を担当する神奈川地方協力本部(神奈川地本)では、賞味期限の近い乾パンを美味しく食べてもらおうと、Twitterでアレンジレシピを公開しています。

 マスコットキャラの「はまにゃん」にちなみ、レシピを紹介しているのは猫須賀総監部に所属するミサイル護衛艦またたび(DDG-299)の給養員長、黒田曹長。

 ちなみに乾パンレシピの実演をプロデュースしているのは、かつて宮城地本の公式Twitterを担当し、現在は神奈川地本に配属となっているサト吉さん。

 サト吉さんは現在、神奈川地本のTwitter“サブ担当”および“SNS運用のアドバイザー”として関わっているため、昔ほどのはっちゃけぶりはみせていません。メインはあくまで別の担当官(はまにゃん)。とはいえ、当時を知るネットユーザーの中には、その後が分かっただけでも安心する人が多いのではないでしょうか。

護衛艦またたびの黒田海曹長

■ 乾パンアレンジ第5弾は「ティラミス」

 さて、今回で第5弾となった神奈川地本の乾パンアレンジレシピは、イタリアンスイーツのティラミスを紹介しています。

 200ccのカップ4つ分のティラミス作りで用意するものは、そろそろ帽振れ(賞味期限切れでさよ~なら~)しそうな乾パン(適量)、砂糖(50g)、クリームチーズ(200g)、生クリーム(200cc)、ハチミツ(10g)。そしてコーヒーシロップ用にインスタントコーヒーと砂糖(いずれも適量)。

 まず乾パンをボウルにあけ、軽く粗目に砕きます。すりこ木を使うと便利。ある程度力が必要なので、ストレス発散にもいいですね。


 でも力を込めすぎると周りに破片が飛び散ってしまうので、あまり憎たらしい人を想像して作業しない方が良いでしょう。数量限定の特売品が買えなかったとか、そこそこ「こんちくしょー!」な出来事を思い出しながらするのが吉です。

 そしてスパチュラを使い、室温に戻して柔らかくなったクリームチーズを滑らかにこねていきます。生クリームは角が立つくらいにホイップし、クリームチーズと混ぜ合わせます。クリームチーズがダマにならないよう、親の仇くらいの勢いでコネコネしてください。

 砕いた乾パンをカップに入れ、コーヒーシロップをヒタヒタになるくらい注ぎます。コーヒーシロップの濃さ・甘さはお好みで。

 クリームチーズとホイップクリームを混ぜ合わせたものをカップに入れていきます。軽くトントンとカップの底を台にぶつけるような感じで落としてやり、空気を抜いてコーヒーシロップ漬けの乾パンと密着するようにします。耐熱ガラスのカップを使うと、空気が抜けたのを確認しやすいですね。

 冷蔵庫で1時間ほど冷やしたら、食べる際にココアパウダーを表面に振りかけて完成です。見本では装飾に金箔を振りかけていますが、薄く軽いので、静電気や風(息)でどこか行ってしまうこともあるので、お好みで。

 神奈川地本公式Twitterアカウント(@kanagawa_pco)では、ハッシュタグ「#乾パンアレンジレシピ」で、不定期に乾パンのアレンジレシピを投稿しています。第1弾~第4弾のレシピもぜひ見てくださいね。

<記事化協力>
自衛隊神奈川地方協力本部公式Twitter(@kanagawa_pco)

(咲村珠樹)