外出自粛で困るのが日々の買い出し。子どものおやつをまとめて買うだけでも、かなりかさばってしまいます。手作りのおやつも面倒……。そんな人に朗報!クッキーの簡単な作り方が話題です。

 焼くのはトースター、使う器具は量りまたは大さじとポリ袋、材料はたった3つでどこのご家庭にも大体あるもの。それだけでできてしまう簡単なバタークッキーの作り方をツイッターに公開したのは、「つくりおき食堂まりえ」のアカウント名で超簡単な時短レシピをツイッターに投稿している、料理研究家の若菜まりえさん。

 今回まりえさんが紹介しているのは、バター・砂糖・小麦粉の3つだけが材料のバタークッキー。

“これ本当にトースターで作ったの!?

最高のおうちおやつが誕生しました。

材料3つ【懐かしのバタークッキー】

バター
砂糖
小麦粉

の順にポリ袋に入れ混ぜ成形、トースターで3~4分焼いて完成!

子供の頃を思い出す懐かしい甘さ…癒しのひとときに”

 と、写真とともにツイートしています。卵、使っていないんですね。卵アレルギーがある子にも安心です。

 分量は、有塩バター:30g(大さじ2と1/2)、砂糖:25g(大さじ2と1/2)、小麦粉(薄力粉):60g(大さじ6)。バターは無塩バターやマーガリンでも代用できます。

 バターは冷たい状態から潰して揉んでなめらかにし、砂糖を入れてさらに揉み、小麦粉を入れてまとまったところで円柱状にして5mm幅程度に切り分けます。それをアルミホイルの上に並べてトースターで200度の温度で3~4分。軽く焼き色が付いたら出来上がりです。ポイントは、3分焼いてみて焼き色があまりにも薄いようならもう1分追加で焼く、というところ。大体これで焼き上がります。小麦粉を入れてしばらくはボッソボソ状態が続いて心配になるかもしれませんが、よーく揉み続けるとそのうちしっとりとまとまってくるのでご安心を。

 2倍の量で作りたい時は、天板にアルミホイルを敷いて切り分けた生地を並べ、180度で予熱したオーブンで10分ほど焼き上げると一気に作れます。もちろん、トースターで2回に分けても大丈夫。2回目に焼く時はトースターが温まっているので、焦げないように加熱時間を短めにした方が良さそうです。トースターの温度が分からない……という場合でも、大体3分焼いて焼き色が付けば大丈夫です。

 生地をまとめて切ろうとした時、バターが溶けすぎてしまうと上手く生地がまとまらずに溶けて広がってしまう事があるので、そんな時は材料がよく混ざったところで冷蔵庫で10分くらい冷やしてから成形すると上手くできます。チョコチップを埋め込んだりナッツ類などを入れたりとアレンジしてみるのも良さそうです。

 出来上がりすぐの食感は柔らかいですが、熱がとれるとちょうどいい感じに。ただ、空気を入れずに作る方法なので、完全に冷めた翌日以降だとちょっと食感が硬めになるそうです。

 ちなみに子どもたちだけで作らせるなら、12個ほどに手でちぎって丸めてつぶしたものを同じように焼けばOK!

 いつ解除になるか分からない、休校の暇つぶしに子どもだけでチャレンジさせてみたら、お菓子作りに興味がわく子も出てきそうです。計量時にこぼれる砂糖や小麦粉も、子どもたちと一緒にキレイに片付けることで、子どもたちもキレイにする習慣が身に付くかも。

 まりえさんのレシピ集「忙しい人専用『つくりおき食堂』の超簡単レシピ」(扶桑社)には、SNSで話題になったレシピを中心に簡単・時短作り置きおかずを紹介。TVでも取り上げられ話題となり10万部を突破しています。

 さらに、ブログ「つくりおき食堂」には、これまでツイッター内で紹介してきたレシピも含め、チョコスコーンや牛乳プリンなど子どもと一緒に作りやすいお菓子も盛りだくさん。

 このレシピもブログに詳しく掲載されているので、在宅仕事の息抜きに作ってみたり、子どもにチャレンジさせてみてはいかがでしょうか?

<記事化協力>
つくりおき食堂まりえさん(@mariegohan)

(梓川みいな)