ペット用品専門店などでは犬用や猫用に、ペットが食べても安全なケーキなどが売られています。見た目はとってもかわいい雰囲気。そんなケーキを2匹の猫に出してみたところ?案の定の凄いお顔が激写され、ツイッターで話題を呼んでいます。

 話題を呼んだのは、黒猫のスミちゃん。猫用ケーキを白猫のしろうくんの分と2つに分け、少し距離をはなして同時に置いたところ……?

 約6万RTされたツイートの後に、この時の動画も公開されているのですが……2匹のお皿を少し離して置いたとたんに、どういう訳だかスミちゃんがしろうくんのお皿に突撃。いきなりガツッと半分近く持って行く様子が撮影されています。あらららら。しろうくん半分とられちゃった。

 そこからの食べっぷりは2匹ともガツガツ。しろうくんも負けじとスミちゃんのお皿に襲撃しに行きますが、結局のところスミちゃんの方が多く持って行ったとジャッジされた様子。残りのケーキは、しろうくんの方が少し多めにとりわけられました。

 しかし食べ終わっても興奮冷めやらぬ……といったところのスミちゃん。おかげで飼い主さんが急ぎ捕獲することに。その時のようすが冒頭の瞳孔全開な写真です。興奮しまくってるな~。

 そして捕獲された直後の「にゃんでだよぉ!!」とも聞こえてきそうな口周りを舐める姿、からの「もっと食わせろ~!!」のおたけびの様に口を開けて抵抗する様子。テーブルの上に立たされて、やっと正気を取り戻したかのような顔の写真も公開されています。いずれも瞳孔全開で食べる気満々。相変わらず口周りのクリームの残りを舐めていました。そんなに美味しいケーキだったのね。

 2匹とも食べることが大好きで、以前には自動給餌器に対し襲撃をしかけ中身のカリカリを引きずり出して食べるという出来事もありました。このときは飼い主さんが給餌器をガードする給餌器アーマーを作って襲撃されないように対策したほどの食いしん坊。それほどの食いしん坊仲間なのに、今回は半分近くもケーキをとられてしまったしろうくん。そんなしろうくんにエールを込めて、しろうくんがモデルとなったLINEスタンプも紹介。LINE STOREで「カレンちゃん家のしろう」という名で40種1セットで販売されています。

 ちなみに今回登場したケーキは、エビパウダーを使用した市販の猫専用の物。たまーに、甲殻類が食べられないという猫もいるので、もしペット用にケーキを買う時は人間同様にアレルギーがないか、食べられないものが入っていないかを確認しておいた方が無難そうです。

 飼い主さんは、普段は猫たちにはおやつをあたえない主義。というのも、かかりつけの獣医さんから「猫におやつをあげて百害あって一理なし」と言われているということで、主食もおやつとして出すのもドライフード。でも年に1度だけ、はめを外してもいい日としてケーキを与えているのだとか。

 猫は腎臓が元々弱いので、尿路疾患になりやすい子も多く、おやつを与えすぎると腎臓に負担がかかる場合もあるのです。筆者宅にも2匹猫がいますが、マグネシウム値が高いものだと血尿になり、排尿困難で何度もトイレに行っては出て行っては出て、を繰り返すようになってしまうので、おやつも滅多に与えていません。

 世間の猫に大人気のチューブ状のおやつも、欲しがり過ぎになるのが怖くて与えてないのですが、病気になって本猫も訳が分からず苦しい思いをさせたくない飼い主心だったりするんですよね……。

 もちろん、個体差も大きいので一概には言えないのですが、過去に血尿を出したことがある猫と一緒にクリスマスケーキで楽しみたいときは、その辺も考慮しながらケーキを選べるといいですね。

<記事化協力>
しろうとスミ(@SirouTouge)の飼い主さん

(梓川みいな)