「それって命をかけること?」。台風の影響で旅行をキャンセルした人も多いと思いますが、その際、キャンセル料の問題で悩まれた人も多いのでは……?そんな体験をもとにした、きよきよさん(@kiyokiyokingdom)の漫画が話題になっています。

 気象庁から、1958年に首都圏などに甚大な被害をもたらした「狩野川台風」に匹敵する規模と発表された、令和元年台風第19号(以下、台風19号)。関東などへの上陸が3連休と重なることもあり、旅行などを予定していた人も多いのではないでしょうか?

 泣く泣くキャンセルしました……という声が聞こえてきそうですが、そんな時に考えなくてはならないのがキャンセル料。きよきよさんは、そんな自身の体験をもとに漫画を描き、Twitterに投稿しました。

 「【台風19号】『それって命をかけること?』」というコメントと共に投稿された漫画は、「最大限の警戒を心がけて下さい」と呼び掛けているテレビ番組を、きよきよさんが見ている場面から始まります。

 きよきよさんは、週末に娘さんと旅行する予定だったそうで、「夜行バスやホテルは、キャンセル料が発生していたので、キャンセル料払うくらいなら行くか?と悩んでいた」とのことです。きよきよさん同様、イベントや行楽などを計画し、キャンセル料のことを考えた人もいるのではないでしょうか?

 そんな時、娘さんが「お母さん、キャンセル料もったいないって、それっていくらかかるの?〇万円?」と聞いてきたとのこと。そして、「もしそれで死んじゃったら、私たちの命って〇万円ってことだよね?」と、無邪気な笑顔で言われたそうです。

 「発想の転換を小1の娘から教えられた」という、きよきよさん。「娘の言葉に『キャンセル料をケチって何かあってからではどうしようもない』と思い直す事が出来ました」と、その時の心境の変化を教えてくれました。

 漫画の中でも最後に「今なら間に合う 行動は慎重に……」と記載されていますが、何かあってからでは遅い。筆者も、きよきよさんの娘さんの言葉にあらためて気づかされました。みなさん、明日・明後日にかけて台風の被害が予想されている地域にお住いの方は、くれぐれも注意してください。

<記事化協力>
きよきよさん(@kiyokiyokingdom)

(佐藤圭亮)