猫は液体、とイグノーベル賞でも認定されたくらい、猫の流動性はすごいものがあります。そして伸ばしてみると驚くほどよく伸びます。そんな猫と1歳の子が背比べしてみたら、思った以上によく伸びて見た人たちをびっくりさせています。

 「背比べ~!と思ったけど猫めっちゃ伸びる」と、2枚の写真をツイッターに投稿したのは、2017年9月に生後約1か月で保護された、ぺろすけちゃんという女の子の飼い主さん。

 甘えん坊のぺろちゃんが保護され、家になじんだ頃、飼い主さん宅に新たな命が誕生。現在2歳、すっかり大人の体格になったぺろちゃんと、今の身長は約75cmの1歳児が背比べをしてみたところが2枚の写真に写っています。

 1枚目の写真は、ぺろちゃんが普通にかかとを付けて立った状態でお子さんがその後ろに寄り添っているような構図。お子さん、ぺろちゃんの後ろ頭を覗き込むような感じで興味津々といった雰囲気。この状態の時は、お子さんの方がまだ余裕で身長が勝っています。

 そして2枚目、ぺろちゃんの両脇を抱えて少し持ち上げて、つま先立ち状態にしてみたら……お子さんよりもちょっと低いくらい。意外にも接戦、といった状況に。この時のぺろちゃんの顔、「解せぬ」とでも言いたそうな表情。そして意外にも伸びてびっくりな様子なお子さん、そのぺろちゃんの姿に思わずのけぞる様な感じに。

 この2枚の写真を見た人たちからは「猫は液体ですからね……」「猫って軟体動物なのではないかと」「素晴らしい伸びっぷり」と、改めて猫の伸び具合に注目が集まりました。

 何でも触ってみて、何でもおもちゃにしてみたいお年頃の1歳児とぺろちゃん。お子さんは家の中では先輩であるぺろちゃんが大好きで、触りたくてしょうがないのだそう。しかし、力加減というものがまだ分からない1歳児は、猫にとっては脅威。ギリギリ触られない高さのところに避難しつつも、やはり後輩が気になるのか、いつも見守っている様子なのだとか。

 犬や猫って、赤ちゃんや自分よりもか弱い家族に対して、保護的な本能が働くことがあるといいます。ぺろちゃんも、「大人がやると噛まれるような触り方をしても噛まずに手加減していて、子供だと分かっているんだなと思います。子供の機嫌が悪い時でもペロが近くにいると喜ぶので結果的にとても助かっています」と飼い主さん。

 いつかお子さんが成長してこの写真を見たとき、「ぺろちゃんと自分の背丈が大差なかった時があったんだなぁ」って思う事になりそうです。そして、猫とともに成長して、いいコンビになりそうな感じですね。

<記事化協力>
ぺろすけさん(@__perosuke__)

(梓川みいな)