イヤイヤ期のちびっ子がいると、何かにつけて「あれイヤ、これダメ、それムリ」ばかりでムキーってなることばかり。自我の発達に必要な時期とは分かっていても、毎日面倒を見る側としては心身ともにすり減ります。そんな時に、「天空の城ラピュタ」のムスカのセリフを使うと意外と何とかなる、というツイートが大人気です。

 「なるべく怒鳴らないようにしよう、慌てない母ちゃんになろうと決意しました。考えた結果、スーパーで走り出す娘をムスカになりきって早歩きで追いかけながら、『どこへ行こうというのかね』って言うのがいちばんよかったです」とツイッターに投稿したのは、漫画サイトSouffleで「What’sHome」を連載中の漫画家・かねもとさん。

 2歳児と6歳児の母でもあるかねもとさん、母親業も毎日大変。特に2歳児はちょっと目を離したすきに何をしでかすか、どこへ消えるか分かりません。そこで、ムスカになり切るシリーズで対処したのが先のツイート。

 これを見た人たちからは、子どもとの会話や、子がやらかした悲惨な現場になぞらえたムスカの名セリフが続々とリプライに集結。「言葉遣いが悪いとき『言葉を慎みたまえ。君は両親の前にいるのだ』」「見ろ!部屋がゴミのようだ!」「(お菓子コーナーで)3分間待ってやる」「息子が駄々こねたら『君も男なら聞き分けたまえ』っていうんですね!」などなど……。

 特に、かねもとさんが続きでツイートした、「子『まだかえんない』ムスカ『3分間待ってやる』」と、「見ろ!○○がゴミのようだ!」は汎用性が高い様子。基本的に、ムスカは人の命が関わるとき以外は慌てない、ということなので、子どもがぐずったりやらかしたりした場合でも、よほど危険がなければムスカのセリフでどうにかなってしまうのかも……??

 しかし、そうは言っても大人には理解不能なイヤイヤやとっ散らかしが毎日続くと、やはりイライラは止まらなくなりますよね。そういう時はしょうがないので、「子どもだからそんなもん」くらいのノリで、とりあえず生きて衣食住足りていればそれでよし、くらいに考えておきましょう……(娘が思春期の反抗期でしばしば遠い目をする筆者)。

<記事化協力>
かねもとさん(@kanemotonomukuu)
ブログ「いっぱいかあさん

(梓川みいな)