ちびっこ女子の憧れの的は、プリンセス。気高く美しく、そして優雅で優しいお姫様はキラキラとして多くの女の子の心を惹き付けます。

 そんなプリンセスになりきった「電車の中でのプリンセス座り」がつい先日ネットを賑わせましたが、実際にプリンセス座りをやってみた親子の様子がほほえましいと話題になっています。

 「先日TL(タイムライン)で『電車ではプリンセス座りよ!って親に言われた幼児がはっとして座りなおした』というツイートを見かけたので、今日病院の椅子に靴で登りそうになった娘に『プリンセスはどう座るの?』と言ったらはっとして『おじゃましますわ』と言いながら丁寧に座ったのめちゃくちゃ面白可愛かった」とわが子の仕草に可愛さ大爆発な、ツイッタユーザーで二児の母のたるさん。

 続けて「そのあと『ねぇおかあさま』と話しかけられたので『なぁにプリンセス』と答えましたよ」と、続くプリンセスごっこの様子も報告しています。

 元となったツイートは、ツイッターユーザーのNatさんが紹介した、「電車で女の子がぱーっと走ってきて靴のまま座席によじ登ろうとしたからコラ~って思ったんだけど、直後追いかけてきたお母さんが『〇〇ちゃん!電車ではプリンセス座りよ!』って言ったらその子ハッとしてめちゃお利口に着席して、えっなに 可愛い なにその プリンセス座り?かわいい おばちゃんもやる」というツイート。こちらは4万回以上リツイートされて話題になりました。

 この様子を見た人たちからは、「母娘共に素敵なレディ」「素敵なやり取りですね」とほほえましく思う人が続出。さらに、「そのまま 『プリンセス特訓』と称してホットケーキとかバナナを使ってカトラリーの訓練もできますよ」とのアドバイスも。

 このアドバイスを読んで思い出したのが、筆者の幼少期の頃。やっぱり高貴な身分みたいなお嬢様に憧れを持っていた幼かりし頃の筆者。実家は普通のサラリーマンが父親のどこにでもありそうな中流家庭でしたので、テーブルマナーや高貴な身分の人の挨拶などといった世界とは皆無な現実の中に住んでいました。しかし、テレビや絵本などで見るプリンセスにはやっぱり影響を受けており……密かに、ナイフとフォークできれいにお嬢様みたいに食べたい、と思っていたものです。

 そんな憧れ多き頃に、父に連れていかれたのは……炉端焼きの店。大人になった今なら父と酒飲みながら昔話に花を咲かせるんでしょうけど、プリンセスとかの華やかな世界の真逆な場所に連れていかれた幼かりし頃の筆者、「違うここじゃない!」ってすごく不機嫌になってしまったんですよね……。現実って、厳しい……。

 プリンセスに憧れている夢見る女児のうちに、色々なプリンセスマナーを教えこんでおくと、将来恥ずかしい思いをしなくて済むお嬢様に成長してくれるかもしれませんね。

※一部電車内と記載していたところを病院に修正いたしました。

<記事化協力>
たるさん(@taru_MonFavori)
Natさん(@7210osmt)

(梓川みいな)