ef558082第六回目となる、鉄砲蔵の「ミリタリー魂」。今回は、第二回にご紹介した代用装備に対して、本格装備の店も紹介してみることにしました。
という訳でやってきたのは東京・上野にあるアメヤ横丁。通称「アメ横」。
そもそもアメ横とは、戦後すぐの混乱期に東京大空襲の後の焼け野原であったこの地に、アメリカ軍の払い下げ物資を安く売り叩くお店が集まった事から派生したエリア。
そういう歴史もあり、ある意味ミリタリーファンとしては聖地といえなくないかも?という感慨深い場所でもあるのです。

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さて、最初に紹介するのは、その中でも歴史の古い松崎商店さん。場所は上野駅を降りて、徒歩2分程度の割と駅近に位置します。ただし、外観はお店らしくなく一見会社の倉庫の様。パット見おもわず通り過ぎてしまいがちですが、店内に一歩足を踏み入れるや、それこそミリタリーに関する装備が足元から天上まで所狭しとならんでいます。
ちなみにこのお店の扱う商品、なんと、全て本物。今回も僕の私物も物色しつつ取り扱い商品をご紹介していきますね。

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実は今回、このお店を訪れた目的には、取材は勿論ですが、20年程使いまくってボロボロになったポンチョを買い換えるという事も含んでいました。
店内に入るや早速物色したところ、写真のポンチョを発見。4725円でした。
お店のご主人によると、写真のポンチョは元使っていたものより薄手のもので、ベトナム戦争中期以降採用のものだそう。
厚手のものより耐久性は劣るものの、カバーする面積は同じで、畳んだときのサイズ、重量は半分だそうで、この頃から軍装品の使い捨ての色が濃くなったとのこと。
とは言え、民間品よりは頑丈そうということもあり、買い求めることにしました。畳んだときのサイズ、重量が半分なので元のものよりサバゲーに持ち出すのが楽になりそう。
ちなみにお店からは、ベトナム戦争が終わってから本物の入りが少なくなり、商品が乏しくなってきているのであまり積極的には宣伝しないで欲しい、ということでした。
でも、この店で買う限り全て本物!という魅力はさすがに捨てがたくもあり、ついついこうして紹介してしまう訳なのです。店主の方ごめんなさい。

松坂屋での買い物を終えたところで、アメ横で晩ご飯のおかずの明太子をまとめ買いしつつ、お次の目的地となる中田商店のアメ横店、御徒町店に突撃。

この中田商店というショップ、なんと終戦直後の闇市の時代から軍放出品を取り扱っている超老舗のミリタリーショップ。それだけに商品知識も品揃えもとっても頼もしいお店。

まずはアメ横店から取り扱い商品の一部をご紹介。

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ピストルベルトは1300円、Y型サスペンダーは2800円、M16用マガジンポーチは実物2500円、レプリカ1300円です。僕も本格的な装備を揃えようとするときにはここに来て買いました。

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△左から
様々な種類の迷彩服:価格6800円~19000円と様々
米軍実物マルチカモのパーカー:19800円の超高級品
実物M65マルチカモ:こちらは比較的手頃な8800円

森林、特に秋から冬にかけての枯れた森林に置いてピカイチの迷彩効果を発揮します。特に国籍にこだわらず、お金の余裕がある方にはお勧めです。11800円~14800円。

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次は、同じ中田商店の御徒町支店をご紹介。こちらは、御徒町駅から徒歩5分程度の場所にあります。
取り扱い商品は、アメ横店と同じくミリタリーであることには変りないのですが、こちらの場合、旧日本軍装備も取り扱っているのです。

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実はこの店、人間魚雷「回天(かいてん)」の搭乗員を描いたテレビドラマ「僕たちの戦争」の撮影現場に旧日本軍装備一切を貸し出した実績を誇る超本格派店です。

サバイバルゲームでも時々旧日本軍にこだわって装備一式を全て旧日本軍でキメてM16シリーズやMP5シリーズなどの機関銃の嵐の吹き荒れる中、三八式、九九式小銃などボルトアクションにビニールの刀で突撃する人をまま見かけることがあるのですが、本人曰く「日本人だから旧日本軍装備で武装が乏しくても根性で勝負!」との話。
実用よりも好みに重きを置く。そんな方にはお勧めかもしれませんね。

さて、本題のサバイバルゲーム用品となるべく本格装備をこちらでもご紹介。

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次に目を付けたのはこの蓋付きのホルスター6800円ですが、縫製もガッチリした蓋付きのものをお勧めします。僕も以前、蓋なしのホルスターを腰に下げてて拳銃のリアサイトをライフルのストックで壊してしまったことがありました。
あと、マジックテープの部分、最近は頑丈になってきましたが、やはり長く使っているとヨレヨレになることがあるので古くなって来たら手芸店などで購入して交換しましょう。

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今回のレポートはこれにて終了ですが、この店、僕が初めて本格装備を揃えようと思ったときに頼りにした店で、品揃え豊かで商品も頑丈ななお勧め店です。是非一度行ってみて下さい。

久しぶりに店の値段見てビックリ。昔実物の軍靴に12000円出して買ったのがウソみたい。今では本格的なものが3900円~9800円。
僕が代用品として買った5800円の作業靴に値段が近づいてきた。この市場もかなり充実したもんだと関心してしまいました。

▼松崎商店
〒110-0015 東京都台東区東上野3-16-3
℡:03-3831-6736
FAX:03-3831-7249

▼中田商店→ http://www.nakatashoten.com/
 ・(アメ横店)
〒110-0005 東京都台東区上野6-4-10
TEL:03-3831-5154 FAX:03-3839-6766
営業時間 10時から20時
 ・(御徒町店)
〒110-0005 東京都台東区上野6-2-14
TEL:03-3839-6866 FAX:03-3839-6766
営業時間 10時から20時